じゅう なな ページ20
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なんということでしょう。ハンカチはアキラ先輩のものではなくセラフ先輩のものだったではないか。
ぱぱらぱー。軽快な効果音が頭の中で響き渡る。むむ、となってしまった表情を慌てて戻して見つかって良かったですね、と言葉を放った。
アキラ先輩にハンカチを貸していた、という事実に嫉妬している訳ではない。そう、大抵の事は知ってます、みたいなその関係性に羨ましい、とか断じて思ってない。…思ってないったら。ニヨ〜っとした顔で見ないでくれますか雲雀先輩。
「これ、拾ってくれたの？ありがとう。」
「あ、いえ！拾ったのは私じゃなくてクラスメイトの子で！」
「…そうだったんだ。」
「アキラ先輩が落としてたからって言ってて、でも刺されたくないって言うから、」
「待って、刺されたくない？なんで？」
だいぶちょっと凄い過激派がいるらしいです、という言葉を飲み込んでアキラ先輩の事好きな人がいるみたいで、と返す。
実は教室を出る前に隠れガチ恋勢といわれる存在が多いから気を付けて、と言われてたから奏斗くんたちはモテモテなんだなぁ、と再認識してたんだ。
だからこそ、少し不自然だなと分かっていても納得してもらえる理由で本当を濁す。ん？と頭をほんの少し傾けた先輩方にやっべ、となりつつも笑顔で押し通し、なんとか突っ込んでもらわないように先輩方は学食ですか？と話題を逸らした。
私は元々学食のつもりで来ていたから弁当、なんて言われたら何かしら即効で買ってくるつもり。あ、雲雀先輩は学食らしい。ここに来る前これおすすめなんよな〜、とにこにこ話していたのを思い出す。
「俺？俺は…学食だよ。たまに弁当の時もあるけど。」
「エッ、先輩もしかして、料理出来る系で…？」
「そうだね。」
「ヒェッ、」
「ちなみに雲雀も出来るよ。」
「ヒョッ、」
先輩方、あまりにもぱーふぇくと。
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(彼がいつ凪ちゃん呼びになったのか分からないので現時点でアキラ呼びにしてます。)
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ゆずもち@(プロフ) - 夢宮さん» これくらいだなんて言わないでください！夢宮さんの作品からいつも元気を貰っているのでどうお礼を申し上げたら……！応援ありがとうございます！夢宮さんも更新頑張ってください！✨️✨ (2023年4月3日 23時) (
レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - 夢宮さん» わ、夢宮さん！コメントありがとうございますちょっとあの凄くとっても驚いているのですがファン！？ファン！？！？そうだったんですか！？！？嬉しすぎます！！夢宮さんの作品全て読ませて頂いているのでまさかそんな言葉を頂けるとは思ってもみませんでした…！ (2023年4月3日 22時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
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