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「夢だと思ってたの？」
「え、と、」
「現実味がないから？明晰夢だとずっと思ってた？」
「っ、だって、ありえないことばっかり、ですし、」
「ふぅん……。」
顎を持ち上げられたまま、親指の腹で唇をなぞられ背筋がゾクリとする。それが恐怖によるものかどうなのか分からないでいると、感情の読めない表情で見下ろしてくる彼が何かを呟く。
私は彼の言葉が上手く聞き取れなくて「なんて言ったの？」と聞き返そうとした。が、口の中に滑り込むようにして入ってきた彼の指が舌を押さえつけるように動かした為聞き返すどころか喋る事すら叶わなくなってしまう。
ご飯を食べたばかりなので触って欲しくないという気持ちと、他人に絶対に触られないであろう箇所を指で躊躇なく触れられてしまったという気持ちで彼の指を引き抜こうと慌てて手を掴み思い切り引っ張った。
すると思いのほか呆気なく離れていって少しの驚きと同時に大きな安心感を覚え、ホッと息をつく。
そんな私を余所に、彼は唾液まみれになったその指をぺろっと舐めとり「甘い、」と今度は私に聞かせるように呟いた。
「あ、あまい、？」
「甘いよ。砂糖みたい。」
「……トマトが？」
「まさか！君が甘いんだよ。」
「それ、どういう意味、ッんぐ、」
彼の言った"甘い"という意味を把握出来なくて考え無しに口を開けばまた同じように口内へ指を突っ込まれる。次は一本ではなく二本。人差し指と中指が入っているようだ。
舌を摘まれたり、頬の内側を引っ掻くようにされたりと
足をばたつかせて抵抗するものの、椅子に座っているという弊害で抵抗らしい抵抗は出来ず、ゾクゾクとしたものを感じながら彼のペースだけには飲まれないよう必死に堪えてると、いつの間にか彼が視界から外れている事に気付いた。
そして普段は髪で隠れている首筋に一瞬ヒヤリとした空気が当たる。
それに嫌な予感がした、次の瞬間。
────ガリッ。
首筋に、思い切り歯を立てられた。
「ぁ、んﾞ〜〜〜ッ！！」
あまりの痛さに思わず悲鳴が出て、彼の指を噛んでしまう。けれど、指の動きが一瞬止まっただけで引き抜かれることはなくそのまままた動きだす。
その間にも首筋は噛まれていて、痕になったであろうそこに舌が這わせられていた。
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イズ - ありがとうございます。楽しみにしてます！ (9月9日 16時) (
レス) id: e7957dca7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - イズさん» コメントありがとうございます。今日明日公開する予定なので少々お待ちくださいませ。 (9月9日 10時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
イズ - はじめまして。いつも楽しく拝読させて頂いています。こちらの続きを読ませていただきたいのですが、当方中国に在住のためTwitterの登録ができずフォローさせていただくことができません。今後作品を公開される予定はありますでしょうか？ (9月9日 3時) (レス) id: e7957dca7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - どーなつさん» コメントありがとうございます。パスワードですがTwitter(X)をフォローの上、ツイート(ポスト)内容を確認してからDMかましゅまろにてご連絡ください。 (9月5日 19時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
どーなつ - 推しに拐われた２の方でパスワードが分からず読めないのですが、どうしたらいいでしょうか。教えてほしいです。 (9月5日 18時) (レス) id: 185f957abc (このIDを非表示/違反報告)
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