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ひゅッ、と喉から掠れたような音が鳴る。それは私が息を吸い込むのに失敗したから。
チョーカーという名の首輪を着けなければ、私はまた、目の前の彼に、約半年間ずっと推していた彼に、無理矢理キスされてしまう。
彼の言うことは冗談ではない。その証拠に、首に触れていた手が後頭部に移動しており、もう片方の手はいつの間にか腰を掴んでいて、据わった目をして顔を近付けてくる。
身を捩っても逃げる事が出来なくて、それどころかさらに力を入れて捕まられてしまい、完璧に逃げ道を絶たれてしまう。
私はもう無理だ、と観念して大人しくチョーカーを着ける事に頷いた。……なのに、どうしてなのだろうか。
彼は私をじっと見つめて、そのまま顔を近付けてくるのだ。
もしかして伝わっていなかったのか？そう思って口を開く。すると────
「んぅ……っ！？」
「……舌ちっちゃ、」
────その隙間を狙って、捩じ込むように舌が入ってきた。
突然のことに頭と体が追いつかずされるがままになっていると、それを好機と思ったのか口内を蹂躙するように暴れ始める。
歯列の裏や上顎を擽るように舐められ、奥に縮こまった私のそれと絡ませて、引きずり出されたと思えばちゅう、と吸われる。
酸欠になる事を予想し彼の胸板を叩くものの、それは見事にスルーされてしまい、結局酸欠で頭がクラクラしてしまうまで離してくれなかった。
呼吸を整えることで精一杯の私と、我が物顔で貪っていた癖に余裕綽々の彼。クスリと一つ笑みを零し、いい子いい子と頭を撫でてくる事に無性に苛立つ。
でもそれを振り払えるほどの力なんて残ってるはずもなく涙目のまま睨みつける他なかった。
「キスされたくなかったちゃんと首輪着けててね。材質が合わなくて痛いかもしれないけど、新しいの買うまで我慢してて。」
「っ、着けるって、言ったのに……！」
「あれ、そうだったの？聞こえなかった。」
わざとらしく
「……そうだ、」
「……？」
「ご飯できたよ伝えるためにこの部屋に来たんだった。」
「…伝えるタイミング間違えてないですか…？」
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イズ - ありがとうございます。楽しみにしてます！ (9月9日 16時) (
レス) id: e7957dca7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - イズさん» コメントありがとうございます。今日明日公開する予定なので少々お待ちくださいませ。 (9月9日 10時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
イズ - はじめまして。いつも楽しく拝読させて頂いています。こちらの続きを読ませていただきたいのですが、当方中国に在住のためTwitterの登録ができずフォローさせていただくことができません。今後作品を公開される予定はありますでしょうか？ (9月9日 3時) (レス) id: e7957dca7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - どーなつさん» コメントありがとうございます。パスワードですがTwitter(X)をフォローの上、ツイート(ポスト)内容を確認してからDMかましゅまろにてご連絡ください。 (9月5日 19時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
どーなつ - 推しに拐われた２の方でパスワードが分からず読めないのですが、どうしたらいいでしょうか。教えてほしいです。 (9月5日 18時) (レス) id: 185f957abc (このIDを非表示/違反報告)
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