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コップには手を添えることもダメなようで、私の顎を軽く持ち上げた彼は少しの水が乗っているコップの
小さく口を開けばコップをゆっくりと傾けられ、水を流し込まれた。
舌に触れるひんやりとした水が心地良い。薄らと熱を持っていた舌が冷やされていき、もっと、と欲しくなってしまう。
水が喉を通る度、ゴクリとした音が鳴る。体が水を欲していたようでいつもよりも美味しいと感じて飲んでいた。
彼はそれを微笑を浮かべながら見つめていて、私が水を飲んでいるだけなのになんでそんな表情をするんだろう、と不思議に思う。私のどこかの何かが彼にとって需要があったのかな。なんの需要なんだそれは。
もう満足、という事を伝える為に腕をトン、と叩くとコップが離されていく。
水はあと二口程度残っていて、結構飲んだな、と自分でも驚いた。
「…っぷは、」
「随分飲んだね。そんなに喉乾いてた？」
「みたい、ですね。」
「美味しかった？」
「はい。」
満足しました、と息を吐くと彼はにこ、と笑いコップの中の水をちゃぷん、と揺らす。
私にもう飲ませる必要はないというのに机に置かず、コップを持ったままの彼。次は何をされるのか、と警戒すると、彼は何を思ったのかその水を
え、と思った時にはもう遅く、眼前には赤と青がはっきりと分かれている瞳が映っていて、口には柔らかな感触が。
一日何度もされていればもう分かる。今私はキスをされているのだと。だとしても、こう突然にされてしまえば体と頭は固まってしまうもので、理解して動くには時間が必要だった。
「ぁ…、んぅ……っ、！？」
「ん〜……、」
たった数秒でも、彼にとっては十分すぎる時間のようで、閉じていた唇を割り開くようにして入ってくる彼の舌。それと同時に体温で
両頬をがっちりと掴まれたせいで顔を離す事が出来ず、次々に流れてくる水を必死に飲み込む。
抵抗も出来ない。逃げる事も出来ない。私に出来ることはこの行為が終わるようにと大人しく祈る事のみ。
飲みきれなかった分の水が口から溢れ顎を伝うが彼はそれを気にした様子もなく、奥に引っ込んだままの私の舌を絡め取ってぐちゅ、と水音を鳴らした。
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イズ - ありがとうございます。楽しみにしてます！ (9月9日 16時) (
レス) id: e7957dca7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - イズさん» コメントありがとうございます。今日明日公開する予定なので少々お待ちくださいませ。 (9月9日 10時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
イズ - はじめまして。いつも楽しく拝読させて頂いています。こちらの続きを読ませていただきたいのですが、当方中国に在住のためTwitterの登録ができずフォローさせていただくことができません。今後作品を公開される予定はありますでしょうか？ (9月9日 3時) (レス) id: e7957dca7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - どーなつさん» コメントありがとうございます。パスワードですがTwitter(X)をフォローの上、ツイート(ポスト)内容を確認してからDMかましゅまろにてご連絡ください。 (9月5日 19時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
どーなつ - 推しに拐われた２の方でパスワードが分からず読めないのですが、どうしたらいいでしょうか。教えてほしいです。 (9月5日 18時) (レス) id: 185f957abc (このIDを非表示/違反報告)
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