▢捻挫 ページ46
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「っ〜〜！」
痛みで声を上げそうになるものの、それを何とか抑えて、その場にペタリと座り込む。
飛んできたボールはソフトボールだったらしく、あまり勢いはなかったのかすぐに近くでコロコロと転がっていた。
どうやら私は左の足首を捻ったみたいだ。靴下の上から触れてみるとジン…とした痛みが走り、盛大にやらかしたんだな、と察することができた。
「Aちゃん！」
「あ、ユウ……」
「ボール当たってない？平気？」
「うん、平気」
平気だけど痛いものは痛い。涙は出やしないけど、一人で立つことは出来なさそうだ。
パタパタと駆け寄って心配そうに赤い瞳を揺らす彼女に手を貸してもらうけど、上手く立つことが出来なくて崩れ落ちるようにして座ってしまう。
その時に電流が走るような痛みが左足首を襲い思わず痛い、と口走ってしまう。
それを聞いたユウはピシッと固まり、錆びたロボットのように首を動かし、ボールが飛んできた方へ視線を飛ばした。
「ちょっと、イブくん、しばいてくる」
「なんてなんて？」
「Aちゃんにボール投げたのイブくんだから！」
「あ、そうなんだ…って待て待て待て待てオーバーキルよもう楓ちゃんが魔王降臨させて仁王立ちしてるからそこにユウが入ったら火に油よ？」
ボールを投げてきた犯人、まさかのイブラヒムくんだった。
こんなイベントなかったよね？と古い記憶を漁りつつ、怒っているユウを抑えて、ユウが視線を投げた方向に私も顔を動かす。
すると背後に炎を燃やして怒られているというか何怪我させとんじゃ我みたいなキレ方をされてるイブラヒムくんがこちらに気付いたようで、口を「あ、」と動かした。
そしてすぐさま私の方へ走ってくる。…楓ちゃんから逃げるようにして走ってくるように見えたのは気のせいだと思いたい。
「栗空さん、」
「やっほーだっちゃ。バッドコントロールだね」
「待って俺ラムちゃんですらなくない？」
「伝わるならそれで良し！」
「いや全然良くないから。俺以外に伝わんないからそれ」
「まぁまぁまぁ。で、ラムちゃんどうしたの？」
「あ〜……その、ごめん。当たってない、のは見えたんだけど…怪我したよね」
「んー、ふふ、そうだね。足捻っちゃった」
彼に心配をかけないようににへ、と笑ってなんでもないように伝える。けれどそれが彼の罪悪感を煽ってしまったようで、口元をきゅっ、とすぼめて悲しそうに眉を下げた。
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ゆずもち@(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます。やらかしてましたー！すみません！それとコメントが引っかかってしまうので消させていただきます…！すみません！ (2023年4月30日 12時) (
レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - あからみさん» コメントありがとうございます。大丈夫そうかな？と思ったので外しました！ (2023年3月13日 0時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
あからみ - うっひょうぃ！！！！！！！！！パスワード外れてまた見れるぅぁぁぁぁあ！！！！！！！！！ (2023年3月5日 19時) (レス) id: 4aa51a475e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - 結葉さん» ボードに表示しないです…！すみません(--;) (2023年2月8日 14時) (レス) @page32 id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - パスワードはボードに表示しますか？ (2023年2月8日 1時) (レス) id: d9ce17d90a (このIDを非表示/違反報告)
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