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side my
容姿端麗、才色兼備、純情可憐の女の子。完璧に近しい人。
栗空Aという存在がどういう存在かと聞かれれば、俺はそう答える。だって、彼女と関わることなんてそうそうないのだから。
もともと彼女の名前も容姿も知っていた。勉強も運動もトップ層の成績で、それを鼻にかけることなど無く穏やかな性格をしていれば噂なんてものは勝手に立つもの。知らず知らずに目についている。
それでも彼女を知らないとでも言うような素振りをしたのは、虚ろな表情で涙を流していたから。頬を伝ってポタリと落ちていく雫に俺は思いのほか動揺していた。
彼女の泣いていた理由は完璧とは程遠い“寂しい”というものだった。遠い存在のように感じていた人が平凡な人間となんら変わりのない人なんだと知って、無意識のうちにクスリと微笑んでしまったのは仕方の無い事。
なんで突然、彼女の事を話し始めたのか。今になって言い訳がましい事を言い始めたのか。それは……────
「ま、ゆずみく、ッ……！」
────無遠慮に保健室の扉を開けてきたのが今にも泣きそうな顔をしていた彼女だったから。
噂をすれば何とやら。ついさっき不破くんが「Aちゃん今日めっちゃ眠そうやったんやけどアイマスクでもあげた方ええんかなぁ」なんて斜め上からの親切な事を言っていたからなのかもしれない。
不破くんが持ってるのは目がきゅるんきゅるんしてる奴しかないでしょ、と言って違う話題に移すつもりが扉の開く音でかき消されてしまい、涙の膜が張った瞳を見てそんな思考も一緒に消えてしまった。
「…栗空さん？」
「え、Aちゃ、？」
「……せん、ぱい？」
反射的に名前を呼べば昼休みを保健室で一緒に過ごしていた不破くんや赤のメッシュが目立つ彼も彼女の事を呼ぶ。
彼が栗空さんを知っていた事に驚くも、彼女は２人の事が目に入っていないのか涙で濡れた声でまた俺の名前を口にする。
それを聞いた俺は自分でも驚く程の速度で彼女に近付き、溢れ始めた涙を手で拭う。もう片方の手は扉をそっと閉めて、人が来ないようにカーテンも閉めていた。
「ひっ、ぅ……ふ、ぅ……、」
「………栗空さん」
「ぅう、……っく、ふ、」
「…なんで泣いてるか、聞いてもいいかな」
「ん……っ、ごめ、わたし、」
声を抑えるようにしゃくり上げて泣く彼女に優しい声を努めて話しかければ途端に謝り始める。苦しそうにに泣く声が耳に残った。
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ゆずもち@(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます。やらかしてましたー！すみません！それとコメントが引っかかってしまうので消させていただきます…！すみません！ (2023年4月30日 12時) (
レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - あからみさん» コメントありがとうございます。大丈夫そうかな？と思ったので外しました！ (2023年3月13日 0時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
あからみ - うっひょうぃ！！！！！！！！！パスワード外れてまた見れるぅぁぁぁぁあ！！！！！！！！！ (2023年3月5日 19時) (レス) id: 4aa51a475e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - 結葉さん» ボードに表示しないです…！すみません(--;) (2023年2月8日 14時) (レス) @page32 id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - パスワードはボードに表示しますか？ (2023年2月8日 1時) (レス) id: d9ce17d90a (このIDを非表示/違反報告)
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