▢教室 ページ18
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恋に落ちる音がした、なんてよく言うけど、俺の場合は爆音で鳴り響いてんじゃないかって勢いで落ちたと思う。
俺よりも２回り小さくて、栗色のボブカットを嬉しそうに揺らし、空色の瞳が少し照れた様にして下に向ける女の子。今日会ったばかりの、優しいせんぱい。
口元は喜びを隠しきれないと言うように緩んでいて、そんなせんぱいが可愛くて、かわいくて、思わず固まってしまった。
けれど、喉は勝手に小さく息を飲んでいて、視線はせんぱいの顔に動いていて、握っていた手には力が入る。
自身の頬に熱が集まっていく事を感じた時には、俺がせんぱいに向ける感情が“気になっている先輩”に向ける感情じゃなくなっている事に自覚せざるおえなくて。
人って、こんな簡単に人を好きになれるんだって、初めて知ったような気がした。
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「へ〜、AせんぱいもＡ組なんすね」
「うん、雲雀くんと一緒だね」
ふふ、と笑って教室のドアを開ける。そのまま入ると雲雀くんが入り口前でどうしよう、なんて顔をしていたから「入ってきていいよ」と手招く。
教室には私たち以外誰も居なくて、開いた窓から入ってくる風がカーテンが揺らしているだけ。
強い風も吹いているらしく、ふわりと大きく広がる時があった。私はそれに少女漫画てよく見る背景だな、と思った。カーテンを利用して花嫁〜！なんて事してるよなぁ。
「俺、せんぱいの教室入って良かったんですかね？」
「いいんじゃない？校則にダメって書いてないし、もしダメでも私と雲雀くんの秘密にすればいいから」
「…そっすね！」
自分の机に置いてある荷物を取るために来たこの教室。
邪魔にならないところに鞄置いてあるんだろうな、と思っていれば意外にきっちりと丁寧に教科書やファイルが置いてあって少し驚く。多分剣持くん辺りがしてくれたのだろう。明日お礼言わなきゃ。
左隣の席の机をペチペチ叩いて雲雀くんにここ来て、と言うと素直に来て座ってくれた雲雀くん。私はそれを満足気に笑い座席に着いた。
なんで雲雀くんが一緒にいるのか。それは雲雀くんが「もう少しせんぱいと話してたいです」という可愛いお強請りによって私が許可した……言い方が悪いな。
前世からあった後輩厨が今世でも猛威を振るっており、そのおかげで雲雀くんのお願いにコンマ１秒で頷いた結果がこちらだ。やはり後輩は可愛い。
「そういえば雲雀くん、部活は？」
「あ、もう入部してます！」
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ゆずもち@(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます。やらかしてましたー！すみません！それとコメントが引っかかってしまうので消させていただきます…！すみません！ (2023年4月30日 12時) (
レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - あからみさん» コメントありがとうございます。大丈夫そうかな？と思ったので外しました！ (2023年3月13日 0時) (レス) id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
あからみ - うっひょうぃ！！！！！！！！！パスワード外れてまた見れるぅぁぁぁぁあ！！！！！！！！！ (2023年3月5日 19時) (レス) id: 4aa51a475e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち@(プロフ) - 結葉さん» ボードに表示しないです…！すみません(--;) (2023年2月8日 14時) (レス) @page32 id: 893f10864f (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - パスワードはボードに表示しますか？ (2023年2月8日 1時) (レス) id: d9ce17d90a (このIDを非表示/違反報告)
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