第94話【こんな先生最高】 ページ47
相澤 side
＊
放課後
in 教室
相「じゃあテスト返すぞ。」
貴「っ…！かっちゃんが告白するときレベルに緊張するぜ…！」
相「つまり全く緊張してないと。」
貴「むしろ楽しみです。」
相「まぁ、あれだ。…頑張ったな、赤点は0だ。」
貴「…っ…！！？ 全部2桁…社国は60点こえてるっ…数学95点！？」
そう言い、林間合宿行けるー！と叫ぶ人喰。
貴「やったやったー、林間合宿行けるぜ。」
相「じゃあさっさと授業やっちまうか。寝たら吊るすからな。」
貴「うぃっす。」
そういって、俺は教卓につく。
人喰は尾白の席に座った。
相「まぁ、モラルってのは物の善悪の判断…道徳だようは。
…例えば、だ。
ヒーロー科てきにいくと、……捕まえなきゃなんねぇ敵が、人質をとった。お前はどうする？」
貴「敵を殺す。」
相「間違いを即答で自信満々に言うな。
人質いるっつってんだろ。しかも捕まえればいいところをなんで殺す…！
そういうとこがモラルねぇんだよ。」
貴「えーじゃー人質を助けてから殺す。」
相「だから、殺す必要はねーだろ。人質の救出を第一に考えんのはいい。」
貴「殺す方が簡単だぜ。」
相「簡単かどうかじゃねぇ。人を殺すってことは悪に分類されんだよ。」
貴「悪はやっちゃいけないんすか？？」
相「いけない。」
貴「いけないことでも、やる人はいるじゃないすか。」
相「そういう奴が
貴「ママンはヒーローだったよ。あ、です。」
夕暮れ時の教室。
窓から入る、太陽の光が、教室を橙色に染めた。
…人喰は、本当にわからないという顔で俺を見上げた。
澄んだ、真っ黒な目が何か訴えてるみてぇだった。
あぁ、クソ。
あのとき、担任だから俺がやりますなんて言わず、ミッドナイトにまかせればよかった。
見てるこっちが辛い。
いつも通りなのが、余計…。
なんて言うのが正解だ…。
相「…お前の母親は隠すのが上手かったんだよ。」
貴「つまりバレなきゃOKってことっすね！」
相「…………うん、そうなるね。…言葉ミスったな。」
貴「…？ 自分の頭にゴミでもついてますか？？」
相「…俺の精神的にお前の頭を撫でてねぇと落ち着かねぇんだよ。」
貴「えっ、えっ？？あ、猫が恋しすぎて？？」
相「………そうだ。」
俺に、倫理は向いてねぇな。
第95話【心配になってくる】→←第93話【お勉強は楽しいね】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 340人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめ - 笑うしかねぇw (2018年9月23日 23時) (
レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
みかん - こんなことなっっっっかなかないでしょうけど、''''''''''''緑谷'''''''''オチがいいです！！！！！！！ (2018年6月29日 20時) (レス) id: 4c9134da1a (このIDを非表示/違反報告)
黒珈琲(プロフ) - こちらのコメント欄にいち早く書いてくださりありがとうございます…！(*´∀`)でも、一応続々編の方のコメント欄と書いてしまったので、お次のかたは【根本的にめんどくさい】の方にお願いします！あ、きちんとこっちにかいてくださった方もカウントします！ (2017年11月8日 22時) (レス) id: 9abc634c4b (このIDを非表示/違反報告)
扇舞 - オチは相澤せんせーがいいです…!! (2017年11月8日 21時) (レス) id: de175b2900 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - いつもみてます！とても面白い作品なので自分は凄い好きです｡オチは轟くんがいいです。よろしくお願いします！(*´ｰ`*人) (2017年11月8日 18時) (レス) id: 1fa6dc2080 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：BLACK-LIP x他1人 | 作成日時：2017年10月15日 18時
