強敵はペット7 ページ44
渋谷side
バル「Aに触るなって言っただろ、渋谷。お前は鳥か」
渋「鳥？」
バル「鳥は３歩歩けば忘れるんだろ？Aが人間はそう認識していると教えてくれた
実際はものすごく執念深いけどな。３年前のことを今だに持ち出してくる・・・」
安「なんかあったん？」
バル「あぁ、知り合いのカラスがいるんだが、そいつの彼女と遊んでたらバレた」
A「遊ぶっていうか、狩りやろ」
バル「あれは仕留めにいったんじゃない。遊んでたんだ」
A「お前のじゃれるは鳥からしたら死刑宣告だよ」
バル「･･･おい渋谷。お前とも遊んでやろうか」
渋「ちっ・・・バレたか。お前酔ってるんちゃうの？」
バル「確かに気分はいいほうだ。けど、お前のせいでそれも台無しだ」
渋「俺もやわ。もう大倉みたいに寝てくれへん？そしたらAといろいろできるから」
他「いや、させへんわ」
バル「なんか渋谷って安田より苦手な気がする･･･」
安「なんで僕基準？！」
渋「俺かて人間のバルは苦手やわ。ガードが固いねん」
A「狼のときだって同じぐらいやで？」
渋「ちゃうねん、なんか人としてAを大切にしてる感があって嫌やねん」
バル「俺はいつでもAが一番大事だよ」
渋「こうゆうとこ！もー、ホンマに苦手！」
A「なんでやねん」
横「劣等感やろ」
渋「ちゃうわ！俺かて同じぐらい大切に思ってるわ。てかバルより思ってる自信あるわ！」
丸「それが言葉にできないから、普通に話せるバルちゃんがうらやましいんでしょ」
渋「う〜…あーもー！なんやねんその顔」
A「ふふｗ別に〜ｗ」
バル「ニンゲンはよくわからん。好きなら好きって言えばいいだろ」
村「人間には駆け引きとか、面倒なことがあんねん」
バル「Aは面倒は嫌いだろ」
A「おん。でも、誰かのために何かを頑張ってる人のことは好きやで」
バル「俺はお前を守る為ならなんでもできるし、頑張るぞ」
A「おん、わかっとるよ」
バル「だからお前は俺を好きか？」
A「おん」
バル「オスとして？」
A「・・・バル、酔っとるやろ」
バル「いや、別にいいんだ。お前は仲間だからな。俺もお前をそういう目で見たことはない
ただ、今は人間だから･･･同じだったらそれもありえるかと思っただけだ」
安「同じだったら好きやった？」
バル「さぁ･･･ただ、Aの一番傍にいたい」
渋「純粋やから下手に手出せへんねん･･･調子狂うわ」
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作者名：∞山神風∞ | 作成日時：2017年1月20日 1時
