低体温症2 ページ19
Aside
A「うあぁ、嫌やぁ･･･死にたくないぃ」
渋「寒いの苦手やのにな」
A「誰か変わってくれてもえぇんやで」
他「・・・」
A「それでも男か！」
他「男や」
A「はぁ･･･」
村「まぁ、観念しいや」
負けたのもうちやし、関ジャニの成功願うためなら吝かでもないんやけど
でもほんまに寒いの苦手やねん･･･
丸「ほんまに無理そうやったら変わろか？」
A「ありがとう、でも大丈夫やで」
丸「無理はせんでね」
A「おん」
はぁ･･･こんなロケちゃっちゃとやってさっさと帰ろう
ﾊﾞｼｬ
A「ん･･･！」
心を決めて入ったけど、さすがに冷たい
滝の下まで行くと轟音と勢いの方が強くて寒さにあまり関心が向かなくなった
むしろ近くまで行く時の水飛沫と風で冷まされるほうが寒かった気がする
やっぱり修行になっているだけあって、滝にうたれていると余計な考えがなくなってくる
夏にまたやってみようかな
A「くｯ…」
でも冷たすぎて足痛なってきた
村「Aーもうえぇでー」
A「おん」
さすがにすぐ休憩とかにはいかへんよな･･･
多少喋らなアカンやろうし
安「お疲れ」
A「ちゃんとお願いしといたで」
横「おぉ」
A「これで叶わんかったら神様一発殴るわ」
渋「罰当たりやな」
忠「でもAちゃんならほんまにやりそう」
A「ははｗ」
ッ．．．やっぱ風に晒されるとキツイな
亮「一旦休憩せえへん？Aも着替えた方がえぇやろし」
亮が気を利かせてくれた
こういう時見ててくれるのはほんまに助かる
・
・
・
着替えるために準備されてた小屋は暖房が効いていてとても暖かかった
少し暖まってから着替え始めたけど、やっぱり手が悴んで時間がかかってしまった
ｺﾝｺﾝ
安「Aちゃん、大丈夫？」
A「あ、ごめん、すぐ行く」
安「もうちょっと暖まってても大丈夫やで」
A「ううん、大丈夫」
安「そう？なら先行ってるな」
A「おん」
後はシメだけやからさっさとやって帰ろう
扉を開けると吹き込んでくる北風に、すぐに体温は奪われていった
ｽﾀｯﾌ「お疲れ様でした」
全「お疲れ様でした」
エンディングトークはなんとか震えるのを抑えられたけど
終わりの合図を聞いた瞬間に我慢していた反動で大きく体が震えた
早く車に戻りたい･･･
みんなはまだ色々話しとるみたいやし、ごめんやけど先に戻らしてもらおう
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作者名：∞山神風∞ | 作成日時：2017年1月20日 1時
