緑と赤の天才さん5

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「WSGのスポンサー、それが共通点だよね。ゴルフの最中にいなくなった三塚社長と、パーティーの最中にさらわれた鈴木会長の」



走る車の中でコナンが切り出すと、昴は前を見ながら、ほぉ、、、と関心の声を上げた



「十五年前、アメリカでも同じような事件があったでしょ？」

「！」



昴は驚いてコナンを見た、それまで不機嫌そうに座っていたAも興味を持ったようで、少しこちらにに寄ってきた



「やっぱりそうか、こうやってFBIが動き出したのを見たらさ」



昴の方を見てにやりと押したコナンは、ルームミラーに視線を移した。ミラーには尾行するキャメルの車が映っている



「流石だな、A、その事件についての記事を暗唱してみろ」

『はい？』

「できないのか？」

『できるけど？』

(彩希さん、ほんとに赤井さんがかかわると安室さんに似てるな、、、)



少しの間瞼を閉じていたら、その記事の記憶はすぐに見つかった、私が十一歳の時だ



『十五年前、アメリカでWSGポストン冬季大会が開かれえる直前、そのスポンサーのトップであるアトランタにある日系のお菓子メーカーのトップ、シカゴにある財閥企業のトップ、デトロイドにある自動車メーカーのトップが相次いで拉致された』



コナンはスマホである記事を表示した
記事にはそれぞれの被害者の顔写真が載せられている





「事件が複数の州で行われたから、捜査はFBIが担当したんだよね？」

「ああ、でも自力で犯人から逃げ出した三人目の被害者が、モノレールの駅で撃ち殺された」

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