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リニア新名古屋駅から一直線に伸びた軌道の上を、ライフルを持った赤井が歩いていた
そのすぐ横にはプラットホームに座り、太ももに腕をのせ法杖をつき、線路に足を出し、プラプラとしているAがいた
「もしもし、あと少しだけ待てる？」
ワイヤレスイヤホンからここ何の声が聞こえてくる
「いや」
赤井はライフルを覗いた
「タイムリミットだ」
ライフルのトリガーに人差し指をかけ、ゆっくりと力を入れる。
右目でのぞいたスコープからは、どこまでも伸びるリニアの起動とその上を横切る鳥たちが見えた。その映像もわずかにゆれている
「天才」Aは心の中でそうつぶやいた
もちろん赤井秀一のことではない、赤井秀一、彼は化け物だ。
天から才が授けられなかった人間でも、生きた環境と強い執着心から、天の才にも引けを取らないほどの力を得る、だから化け物なんだ
本来神にあらがえるものはないとされているが、それがこいつのような化け物にはできる
私の目には今、はるか彼方にいるであろうリニアが見える、これが私の才だ
今目の前にいるこの男の目には、リニアの姿はとらえられないだろう、でもこの男は見ている、見えるはずのないリニアを
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aoi01171993(プロフ) - ありがとうございます、思いえがいていたお話になるかはわかりませんが作らせていただきます (1月22日 17時) (
レス) id: 540323b136 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - こんにちは！とても面白い作品ですね。できればでいいですが、警察学校時代に夢主ちゃんが幼児化したお話が見てみたいです。 (1月20日 22時) (レス) id: 3adbd7e5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ | 作成日時：2023年12月10日 2時
