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空港の駐車場にとめたマスタングの中で、ただ何も面白いもののない窓の外の景色を眺める後部座席に座った女と
胡散臭い笑顔を張り付け、何かを待っている運転席の男
はたから見たら何ともないい光景だろうが、それは当たり前
私たちは陰で人を救う存在なのだから、感謝なんて求めてはいけない、素顔さえも、出してはいけないことだってあるんだ
「そういえば昔、スコッチにいままで何人を手にかけたか聞かれたことがあってな
『なんですかいきなり？』
「いや、お前は殺しをしたことがないんだったな」
『ええ、ありませんね』
「ならお前は、スコッチの帰るべき場所だ」
『は？』
そういいかけた時沖矢さんのスマホが震えた、今日で何回目の光景だろうか
沖矢さんがそれをスピーカーにし、応答ボタンを押すと、真っ先に聞こえてきたのは少年の声だった
「赤井さんにAさん」
少年の声、だが、その口調はとっても大人びていて、緊張感を漂わせる
「�猖�が一の時が”来てしまったみたいだ」
その言葉に昴はチラリとルームミラーを覗くと、頬に切れ目の入った偽物の顔が写る
赤井さん、とコナンに呼ばれた昴は変装マスクを脱ぎ捨て、黒いニット帽をかぶった
「今すぐ新名古屋駅に向かって！」
「ああ」『なるほどねぇ』
変装を説いた沖矢がシフトレバーに置いた手を首元にやり、変声期をオフにし、
宮野Aは前髪をかきあげ、赤く染まった左目をあらわにする
「『了解した』」
そして二人は、それぞれの本来の声で返事をした
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aoi01171993(プロフ) - ありがとうございます、思いえがいていたお話になるかはわかりませんが作らせていただきます (1月22日 17時) (
レス) id: 540323b136 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - こんにちは！とても面白い作品ですね。できればでいいですが、警察学校時代に夢主ちゃんが幼児化したお話が見てみたいです。 (1月20日 22時) (レス) id: 3adbd7e5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ | 作成日時：2023年12月10日 2時
