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『そこ、まっすぐ行ったら東海コンビナート』
「ああ」
ハンドルを片手に坊やに電話をかけ始めた沖矢さんに私はジト目を向ける
『私にありがとうはないの、、、』
つぶやいたものだからだれに届くわけでもなく、沖矢さんは坊やと電話してる
「もしもし」
「東海コンビナートに着いた」
大規模な製鉄所を中心に構成された東海コンビナート
名古屋港に面したその広大な敷地では、巨大な高炉や赤白に塗装された巨大な煙突から白煙がもうもうと噴き出していた
昴の車はコンビナートのはずれにある倉庫街をゆっくりと走っていた。
人気のない倉庫街は、時折海から吹く風で砂埃が舞う
「ターゲットはどこに?」
「すぐ近くだよ、ジョンさんに動きはない」
ワイヤレスイヤホンに切り替えた昴がコナンと会話をしながら右折し
立ち並ぶ倉庫を注意深く見て行った。
すると一か所だけ扉が半開きになっている倉庫があった。道路に残った新しいタイヤの跡がその扉へつながっている
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aoi01171993(プロフ) - ありがとうございます、思いえがいていたお話になるかはわかりませんが作らせていただきます (1月22日 17時) (レス) id: 540323b136 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - こんにちは!とても面白い作品ですね。できればでいいですが、警察学校時代に夢主ちゃんが幼児化したお話が見てみたいです。 (1月20日 22時) (レス) id: 3adbd7e5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンネ | 作成日時:2023年12月10日 2時