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とある非番の日、
Aのほうのスマホに珍しく通知が入った
『?零君か風見さんかな?』
まさか非番なのに働かされるのか?私は
いや大丈夫だ、私は今日、数ヶ月ぶりかの休暇で、しかも今はあまり仕事がないはず、
よし!私は休暇中の人間だ!上司にも負けんぞ!
『クソガァ!』
「A!?」
なんて思っていたのに、メッセージの送り主の名を見るや否、私はスマホを投げ飛ばした
メッセージの送り主はなぜかしらんが村貶彩希を呼んでらっしゃる
『ああ、ごめんヒロ君、いつもの発作だよ』
「今日はどっち?」
『黒いやつ』
「ああ、行ってらっしゃい」
ああだめだ、行ってらっしゃいという言葉に大きな含みを感じる、あきらめろ、とかそんな感じの
しょうがなし
いったん部屋に戻りマスクをつけウィッグをかぶり何度か声を出してみて「村貶彩希」の声を取り戻す
ん−、こんなもんか
『うぅ、行ってきます』
「行ってらっしゃい、気を付けて」
そういいドアを閉め、エレベーターに乗り外に出ると、もうすでにそこにはやつがいた
まるで私が素直に出てくることをまるっきり知ってたみたいで腹立つわ
『私を呼び出しして何の用?』
そんな私の嫌味も何ともないという顔で
赤のスバル360の前に立つ「沖矢さん」がそこにはいた
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aoi01171993(プロフ) - ありがとうございます、思いえがいていたお話になるかはわかりませんが作らせていただきます (1月22日 17時) (レス) id: 540323b136 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - こんにちは!とても面白い作品ですね。できればでいいですが、警察学校時代に夢主ちゃんが幼児化したお話が見てみたいです。 (1月20日 22時) (レス) id: 3adbd7e5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンネ | 作成日時:2023年12月10日 2時