一人だけなんて選べません。 PART２ 【ONE PIECE】

真実 ページ8

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あの明るかったナミの面影はどこへいったんだろう


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体はやせ細っていて


ここ何日も食事をとっていないんじゃないかと思う


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あ「ナミ……」


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私が名前を呼ぶとナミは私に目をやった


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私を見た瞬間、ナミの顔が一気に強張る


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ナ「どうして…！！Aだけは連れてきちゃ駄目って！

　 あれほど言ったのに――」


ル「ナミ。」


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ルフィは、ナミの言葉をさえぎるように言った


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ル「Aは知らなくていい、そんなんじゃAがかわいそうだろ。」


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ナミはうつむいた


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ル「それに…Aと話し合うのが

　 一番いいって、ナミもわかってるんだろ？」


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どんな深刻な内容でも構わない


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今の私なら、何でも受け止められそうな気がした


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あ「話して。お願い。」


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私がそういうと


ナミは小さくうなずいた


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サ「んじゃルフィ、俺たちは出るぞ。」


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サンジがルフィの肩に手をおきながら言った


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ルフィは、少しの間私を見つめると


サンジと共に部屋を出て行った


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二人が出て行った後の部屋には


重い沈黙だけが残っていた


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