一人だけなんて選べません。 PART２ 【ONE PIECE】

鈍感……俺が？ ページ16

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ゾロside


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ゾ「……は？」


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俺は一瞬、言葉を失った


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ゾ「俺……Aになんかしたか？」


ル「質問に答えろって。好きなんだろ？Aが。」


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あー……


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ルフィに言われて改めて気づいたわ、俺


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いままでのどうしようもなく


Aを独り占めしたいっていう嫉妬心は


やっぱAを好きだったからなのか


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あー


ようやく理解


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ってか俺、ルフィより鈍感……？


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…いや、鈍感じゃない


うん、絶対鈍感ではない…はず


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ル「さっきから何うなずいてんだよ。

　 俺は真面目に―――」


ゾ「分かった。俺がなんかしたんだろ？」


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ルフィの目は相変わらず穏やかじゃない


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いつもののんきな顔はどこへいったのか


真面目全開


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…正直引く


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ル「だからなぁゾロ。」


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俺の対応に疲れたのか


夜空を見つめて、ひとつ息を吐いた


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ル「Aは！

　 俺たち３人のことを選べないって！

　 メチャクチャ悩んでんだぞ！！」


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最近ルフィの態度がおかしいと思った


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…原因はこれだったのか


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『Aのことが好き』だって


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『俺は本気だぞ』って、そう言いたいんだろ？…ルフィ


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ゾ「お前は何で悩んでんだよ…。」


ル「…はあ？」


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今度はルフィが唖然


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ゾ「んなこと…」


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ルフィは単純思考のクセに


こうゆうところだけは頭、働かねえよな…



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ゾ「力ずくで、Aを惚れさせんだよ。」


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な、ルフィ？


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方法は至って簡単なんだよ


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