六話 ページ7
・
後は鶯丸様と大包平様だけか……鶯丸様はよく来るけど大包平様はそんなに来ないもんな。
…いや、来ない方がいいんだけど！でもさ………やっぱり毒されてるかも。
『って思っていたら足が勝手に動いていました』
「まあ、細かい事は気にするな」
『いつも通りですね』
言い訳の使い回し？こまけぇこたぁいいんだよ。
大切な用は無いけど、茶は飲みたいからね！
『茶ウマー、……あーっと、これ、前町に出かけた時に売ってたのでどうぞ』
「いつもすまないな」
『買う物も無いから良いんですよ』
「そうか…で、その髪飾りは？」
『…あー？…ああ、これは三日月様に貰ったんですよ〜？』
「…少し、貸してもらってもいいか？」
『ん、少しなら…』
前に三日月様に貰ったのよね。綺麗だからずっと着けてる。
…そういえばさっき会った人達も皆これ見たり、少し触ったりしてたな。
そんなに私が身に着けている事がレアかな、確かに私より貴方達の方が似合いそうだけど！
「…終わったから返す」
『あれ？もう良いんですか？』
「嗚呼、もう終わった」
『終わったって何ですか…』
はい、と言われ髪飾りを着けられる。
こういう美人に着けてもらうのは夢だけど、流された様な…？
ん？着けられた時に少し違和感を感じた。気のせいか。
『…？有難う御座いました。次は何処かな〜』
また足が勝手に動いていましたパターンかな。
あれ意識してると出来ないよね。
・
「………行ったか」
彼女が使った湯のみにそっと指を付ける。
湯のみと茶に神力を注げば簡単に彼女に神力は入る。
さっきの髪飾りだってそうだ。三日月の神力を感じた。
…いや、正確には他の刀剣も…か？
もうあの髪飾りは普通の人間には触れない。勿論、あの審神者にも。
「…後十ヶ月したら彼女は違う場所に行く」
その前に、あの審神者を消さないといけない。
正しい愛情表現なんて知らない。知らなくていい。
これは、歪な俺達なりの愛情表現。
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水面 - あ、完結…えっ完結！？続き無いんですか？無理じゃ無ければ続き書いてほしいです！ (2018年4月21日 14時) (
レス) id: c4fe34a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - あの、ちょっと思い付いたのですが…三十一、二話辺りで、夢主ちゃんが一期と鶴丸と一緒に寝てましたよね？それの源氏兄弟バージョンを是非とも見たいので、お時間があれば書いていただきたいです！お願いします！！ (2017年10月20日 5時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - えっ！？完結なんですか…？続き作ってほしいです……勿論無理強いはしませんけど、出来れば見たいです……。 (2017年9月27日 14時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
りゃま(プロフ) - あれ、これで完結な感じですか？！ (2017年7月20日 23時) (レス) id: 3e8c8bb34d (このIDを非表示/違反報告)
コココココ - エッ！？これで終わりですか？！！これで終わりでもいいんですが、個人的にはたまにでいいので更新してくれるととても嬉しいです。(図々しくてすみません。) (2017年5月29日 20時) (レス) id: 4bbd8f2edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金曜日だけやたらテンション上がる奴 | 作成日時：2017年3月2日 21時
