すいません此所フリーじゃないです【刀剣乱舞】

四話 ページ5

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『あﾞあﾞほんっっっっとう苛つく。よく審神者になれましたねあの化粧濃い女』



此処の主でも無いのに、自分達の事を守ってくれる子。


あの人に無理な要求をされていると直ぐ助けてくれる。


ずっと穢れた魂しか見ていなかったから、余計綺麗に見える。元からだけど。



『今はまだ二ヶ月しか経ってないし。あと十ヶ月もあるし、ヴェェェ』



後、十ヶ月しか無いんだ。


彼女の早く主を潰したい気持ちは皆一緒。


唯一つ違うのを上げるとすれば、彼女は早く帰りたいと思っている。僕達は彼女を手放したく無いと思っている。


多分、此処の主が消えたら、僕達は他の本丸に引き取られるだろうね。その点では、まだ生きてる主に感謝してるよ、彼女に会わせてくれたから。



『もう奇襲仕掛けてさっさと終わらせようかな…髭切様も早く此処から出たいですよ…ね？』


「あはは、どうだろうね」



前迄は早く此処から出たかった。でも、今は出たくない。


出たら二度と彼女に会えなくなる。真名も知らないけど、何時か分かる事。



「僕は、気長に待つよ」



君が好意を持たれている事に気付いてくれるのを。


好きな人を縛り付けたいって思うのは当たり前でしょ？


だから、好きな人が誰かと楽しそうにしてたら不安で堪らなくなるのも当たり前だよね。


君はこの一件が終わったら新しい場所に行けると思っているだろうけど、



「余り、やり過ぎない様にね？」



嫉妬して鬼になったモノがそこら中にいる事、知った方が良いよ＿＿＿？

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