すいません此所フリーじゃないです【刀剣乱舞】

十五話 ページ16

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『……ぅゎほんとっょぃ…あぁ？…ああ、審神者様〜、何か御用ですか』


「用も何も…鶴丸と三日月が居ないからどこかと思えば…！アンタ…」


『いっつも意味深な方で寝てる貴女が何言ってるんですか、……


　世の男性は三十五億ですよ。早く現世に帰りやがれ……あっ、いっけね本心出ちゃった、テヘペロビーム』


「はっ、やっと本心出したわね…ねぇ二人共、こんな汚い女より、綺麗な私を……」


『…………？どうぞ、続けて下さいな…？』



うんにゃ？何したかって？


……鶴丸様にキスした。ずっと肩に頭置かれてたからね、きっと彼の事だからノーカンしてくれるさ！



「…っ……ぃいわ！一ヶ月後の夜、私の部屋に来なさい」


『えー？めんどくさ……分かりましー』



審神者様は走って自室に戻った。床がドスドス鳴ってますよ。


というか、この状態には口出さないのね。許容範囲が分からない。



『……鶴丸様、急にすみませんねー。ま、ノーカンって事d…』



また三日月様にキスされた。ファーストセカンドサードはお亡くなりになりました。


いや、逆に考えるんだ…こんなイケメンにキスされるなんて…！


今日はなんてラッキーデーってなる訳ねぇ！



『ｍｍｍみみ三日月様！？如何されましブフォッ！』



私が如何されましたし。うわ首筋に噛み付かれたぁ、いたぁ〜い…マジで痛い。


あ、これもしかしてアレ？独占欲の表れ的な……夢見すぎか、ただ殺しにかかってるだけだよね。



「…ん……よし、これで大丈夫だな」


「三日月、君だけのモノでは無い。俺にだって感情はある」


『だって感情無いと驚きなんか追求しませんよ？』


「そういう訳では無いんだが…」


『ぅ……この状態に慣れつつある私が恐ろしあ…。早く書類の続きを…』



頑張って整頓された書類に手を伸ばす。阻止される。布団の中に引きずり込まれる。スヤァ…。


…くそ、今スヤァしかけなんだけど。やばいどうしよ……スヤァ。

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