十三話 ページ14
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『ふぁ………ふぁっ!?』
大丈夫です。一応正常です。『ふぁ』しか喋れなくなった訳ではありませぬ。
『右に白左に黒…つまり私はグレー……じゃないです早くどきやがれ下さい』
「はっはっは、とても可愛らしい寝顔だったな」
『三日月様、今なら許すのでこの白も連れて帰って下さいな』
「断る」
『だが断る!まず何で貴方が居るんです!?』
その前にその笑顔を止めろ…!爽やかイケメンスマイルを止めろ…!顔面馬の私が泣くぞ。
後、身動きが取れない。鶴丸様のその力は何処から出てるん?
「……あーあ、何で三日月が居るんだ。独り占め出来る所だったのに…」
『貴方も何故そこで力を強くする!?離して下さい、じゃないと嫌いになるもんね!』
後半ただの幼稚園児…別に私に嫌われたって何も変わらないのに……ふぉっ!?
『え?え?え?…何で半泣き?私がいけないの?あの担任の謎の連帯責任並に嫌なあれ?』
「やだ……離すから嫌いにならないで…」
『え?え?……助けて三日月様どうしよう凄い罪悪感。数十秒前の自分を殺したいです』
「鶴丸も弱いな…まあ、俺もAにその様な事を言われたら……Aを殺して俺も死ぬ」
『色々突っ込みたいけど、何処で私の名前を…?』
「鶴丸から聞いた。後は其処の書類だな」
ひゃっほーーい、死にたーーい。
鶴丸様も暇だな!一回伝えてから此処に戻るとか暇を持て余した神々の遊びですか?
後鶴丸様は徐々に力を強くするの止めようぜ、完全に殺しにかかってるよね。
『もうやだ……早く帰りたい…』
「「は?」」
『あっ…心の声が………あ゙っ!!』
「…そんなに帰りたいか…?」
「まあ、外に逃げたって……よしておこう」
何だよ!?ぼやかすなし!気になる気になる!気になっちゃうんですぅ!!
そんな思いを修学旅行のバッグの中身並に詰め込んで二人の目を見た。
………何処か、光を失っていた様な気がした。
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水面 - あ、完結…えっ完結!?続き無いんですか?無理じゃ無ければ続き書いてほしいです! (2018年4月21日 14時) (レス) id: c4fe34a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - あの、ちょっと思い付いたのですが…三十一、二話辺りで、夢主ちゃんが一期と鶴丸と一緒に寝てましたよね?それの源氏兄弟バージョンを是非とも見たいので、お時間があれば書いていただきたいです!お願いします!! (2017年10月20日 5時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - えっ!?完結なんですか…?続き作ってほしいです……勿論無理強いはしませんけど、出来れば見たいです……。 (2017年9月27日 14時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
りゃま(プロフ) - あれ、これで完結な感じですか?! (2017年7月20日 23時) (レス) id: 3e8c8bb34d (このIDを非表示/違反報告)
コココココ - エッ!?これで終わりですか?!!これで終わりでもいいんですが、個人的にはたまにでいいので更新してくれるととても嬉しいです。(図々しくてすみません。) (2017年5月29日 20時) (レス) id: 4bbd8f2edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金曜日だけやたらテンション上がる奴 | 作成日時:2017年3月2日 21時