炎の世界で僕はモブなりに無双する。【炎炎ノ消防隊】 (ページ7)

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親友が来たのでヒーローと騎士王に事実を話してみた。ページ7

「若葉、どうすんの？」

突然にやってきた親友。そして、戻り方は知らない。

「しばらくこっちにいることになるだろうな、それ以外どうしようもないから。

Aはずっとこっちにいてもいい、って思ってるだろ」

やっぱり俺の親友すごいわ。俺の思考読んでやがる。

とりあえず一時的に、若葉は第8に来た。玄関には森羅とアーサーがいる。

「ただいま」

「おー、おかえり、隣の人誰だよ」

「話せば長くなる。聞いてくれんなら話す」

2人は快諾したので、俺らの事実を話すことにした。

「これ、俺の親友。若葉石島。空から降ってきた。」

「おとぎ話か何かか？なんで人間が空から降ってくるんだよ」

空から降ってきた、と伝えると、森羅はんなわけ、と反応する。そりゃそうです。

「根本的な話になるけど、俺らはこの世界にもともといた訳じゃねぇのよ。

俺らの住んでた世界とこの世界は、本来なら繋がることがねぇんだわ。

時空？って言うか、世界線が歪んで迷い混んだんだ、俺らは。」

「…？？どういうことだ、さっぱりわからんぞ」

アーサーはわかっていないが、森羅は言っていることはわかったような顔つきをしている。

「つまり、Aと若葉は別の空間から来てる、ってことか？」

「話をはしょればな。詳しいこと言うとお前らがたまげて面白くないから言わない。」

若葉が口を挟む。詳しいこと、というのはネタバレとか、俺らが漫画で知ってるとかそういうことだろう。

「まあわかった。大隊長とかには言うのか？」

「いずれな。」

俺らが別世界から来たことは、俺らと森羅とアーサーの秘密になった。

こいつら軽いな…と若葉が呟いたのは、俺だけが知っている。