検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:3,259 hit

プロローグ ページ2

「火事だ!!!」



「出火元、家庭科室だって!」



「げ、すぐそこじゃねーか!!」



「先生の誘導に従って、校庭に逃げてください!!!」



俺_野々原Aの通う高校が、火災の目に遭っちまった。



「おら、A!!早く逃げるぞ」



「おうおう、待ちな…っ!?」



親友_若葉が呼び掛けたものの、俺の行く手を炎が阻んだ。



炎を見ると、アレを思い出す。



「炎炎ノ消防隊」。



世を脅かす炎と戦う人たちの話と言えば、分かるかもしれない。



俺は今、戦っている…!!!



窮地に立たされているのに、満足感で満たされた。四方を炎に囲まれた。



俺は、ヒーローになるのかも…!!!



若葉は俺の名前を叫んでいるのだが、次第に遠くなってきた。意識はあるんだけどな…。



今度は、聞きなれたソレの声が聞こえる。



若葉じゃない。



「Aggggggga」



そう、これこそソレだ。焔ビト。



若葉のいたはずの場所に焔ビトが立っていて、でもソレは若葉がなったとは思えない。



つまり…



「俺、炎炎に来ちゃった?いやまさか、アレは2次元だろ…」



だが、その予測は当たってしまった。



次は…



「シンラ、焔ビトの意識を引き付けろ!その間にアーサーが斬れ。」



だとよ。



…え?シンラ?シンラって、あの森羅日下部?



アーサー?アーサーって、あのアーサー・ボイル?



そしてこの声は…火縄中隊長!?!!?



まわりの炎は俺を取り囲んでいるのに、そっちの方に意識が行く。



「うそだろ」



目の前にでっかい影が現れる。姿を認識する。



ああ、第8だ。推しが目の前に居る。



それに興奮した俺は、じたじたと暴れたくなった。その瞬間に、まわりの炎が消えた。



「…ん?」



あとは、焔ビトのまわりの炎だけ。



「…マキ、あの少年を保護してくれ。」



桜備大隊長が、マキさんに声を掛けた。たぶん少年とは、俺のこと。



「大丈夫ですか?怪我はしてないですか?」



マキさんに声を掛けられる。



「あ、はい」



マキさんの生声…美声だな…



そんな会話の間に、鎮魂は終わった。



俺はどうやら、「炎炎ノ消防隊」の世界に迷い込んだらしい。

はじめましての挨拶→←主人公紹介



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:炎炎ノ消防隊 , ギャグ , 短編   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- ここで終わり!?めっちゃ続き気になる (2022年8月16日 12時) (レス) @page7 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るえ | 作成日時:2022年1月14日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。