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＊Waku ページ9
『俺らのこと避けてんの？』
そう聞くと
困ったような難しい顔をする彼女
聞きたいことは山ほどあるのに
何故か
俺だったらそんな顔させないのに……
なんて感情が脳をよぎった
いくら馬鹿な俺だってこの気持ちがなんなのかくらい
分かる
だけど出会ってそんなに経ってないし
知りもしないのに……
｢避けてなんか……｣
元木｢じゃあなんで毎回
誰かが声かけると嘘ついてどっか行くわけ｣
｢それは…！｣
俺の方を向いて焦っているAちゃんを
俺はいつの間にか壁際まで追い詰めて
壁ドン(？)と呼ばれるものをしていた
コロコロと変わるAちゃんの表情は
俺のこの行動に怯えているよう
元木｢何、俺らに言えないこと？
…俺らだってあからさまに避けられると寂しい｣
｢……え？｣
……やば。
後者は心の中で止めておくはずだったのに
いつの間にか表に出てしまっていた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
リクエスト
『湧くんからの壁ドン』
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作者名：蒼波
| 作成日時：2020年10月21日 23時
