ルドベキア～2～【3150組】 (ページ43)

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｢待って待って
ホントに行くの？｣

元木｢当たり前じゃん？｣

何言ってんの？とでも言いたげな湧くんと

私の目の前には私たちのクラス

お化け屋敷とかほんとにヤダ

作っといてなんだけどほんとにヤダ

いくら作り物とはいえ、中を知ってるとはいえ

怖ものは怖いし

元木｢じゃあさ、こうしたら怖くないんじゃね？｣

ギュッと握られた右手

そんな彼の行動に
驚く暇もなくお化け屋敷の中に入ってしまった

無理無理無理

なに、なんなの、怖すぎない

こんな道あったっけ……

｢……っ！｣

驚きすぎて声すらも出ない

ふっと笑った湧くんは繋いでいる手をまた強く握りしめてくれる

元木｢大丈夫だって｣

それからも何度か腰を抜かしかけたけど
なんとか出口に出てカフェにたどり着いた

内村｢おお！湧とAだぁ｣

平塚｢やっほー！どうだった？お化け屋敷！｣

元木｢Aちゃん怖がりすぎて腰抜かしてた、笑｣

｢ちがう！抜かしかけたの！｣

黒田｢ビビりすぎて声出てなかったね｣

安嶋｢めっちゃおもろかったわ笑｣

お化けの格好のままいつの間にか現れていた2人

その姿を見てまたビビってたのは内緒