マフィアに恋した私《紫》 (ページ8)

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Rear 8 ページ8

Your side

3人で寝室話しているともう外はすっかり暗くなっていた

『…そろそろ、帰らなきゃ』

私がそう呟くと照さんが立ち上がった

照｢俺車で送るよ｣

『あ、いえ！大丈夫です！

あのちなみにここって何区ですか？』

帰り方が分かるかどうか確認しようと思ったんだけど…

深澤｢ここは杉並区｣

『えっ！？』

前の会社からもだいぶ離れていて私の家からはもっと離れている

深澤｢Aの家は？｣

『えっと江戸川区です』

照｢遠いな…笑｣

深澤｢あれだね、本部からも離れてんね笑｣

と考え込む2人。

深澤｢…あ！｣

何かを思いついたように立ち上がる辰哉さん

深澤｢俺ん家住んじゃう？？｣

｢『…え？』｣

思わず照さんとハモってしまうほど辰哉さんの言ってる事はよく分からなかった。

深澤｢だってさ俺ん家なら本部も近いし、いちいち帰る方向違うよりかは良くね！？｣

理由には納得だけど…

照｢…意外とアリかもな｣

深澤｢だろ！？｣

照｢なによりボスの近くにいれば安全だろうしな笑｣

深澤｢Aはそれでいい？｣

『あ、はい…』

深澤｢きまりぃ～！｣

勢いで返事しちゃったけど、、

辰哉さんの家に住む？！え、辰哉さんってきっと一人暮らしだよね！？！！

ちょっと待って…彼氏いない歴23年の女がいきなり男性の家に住み込むってハードル高すぎませんっ！？！

深澤｢江戸川区ってなったなら舘さんいるし、明日あたりにでもAの荷物取りに行こっか｣

照｢そうだな、取り敢えず今日は疲れただろうし、Aはふっかの家泊まれば？｣

深澤｢だな笑｣

照｢んじゃ、俺明日も早いし、帰るわ

……ふっかに何もされないように気をつけろよな？｣

私の頭に手を置きながら少し屈んでそう言ってくる照さん

深澤｢おいおい。聞こえてんぞー！｣

照｢うわ、聞こえてた笑｣

そんな少年のようなやり取りに私は少し笑ってしまった