マフィアに恋した私《紫》 (ページ7)

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Rear 7 ページ7

Your side

辰哉さんの話を聞けば聞くほど、私の頭の片隅に過ぎる仕事

まさか、組織って

『ま、マフィア…？』

照｢そう。俺らは人を殺してんの｣

辰哉さんの後ろから聴こえた照さんの声と鋭い瞳に息を呑んだ

深澤｢…やめとく？｣

そういった辰哉さんの表情は決して優しいものではなく、何故か怪しい笑みを浮かべていた

ここで意地っ張りな私の性格が出てしまい

『…やります』

と震える声で告げた

深澤｢まぁAには人は殺させないから安心して、どちらかと言うとAにやってもらうのはハニートラップ。要は囮｣

1度安心したのもつかの間、私にハニートラップが出来るのだろうか

不安の色が顔に出ていたらしく辰哉さんが私を見て笑った

深澤｢ははっ、Aは顔良いし、…スタイルはまだわかんねぇけど、演技力さえあれば大丈夫だよ｣

Aになら出来るよ

と最後に付け足してくれた辰哉さん。頑張ろうと思った頃に照さんが口を開いた

、

、

Hikaru side

ふっかには悪いけど、俺も俺なりの考えを言わせてもらおう

照｢…俺は反対だよ。Aが組織にはいること

そう言ってAを見れば、落ち込んだような顔をしていた

照｢分かってる…？この組織に入るってことは今までの生活が変わるってこと

外には簡単には出れないし、もしかしたら外出先でそのまま殺されるかもしれない

この組織に入るってことはそういうことなんだよ｣

後半に連れて自然に声が低くなって言ったが、これは事実なことだ。

しっかりと現実を受け止めてくれたように、少し青ざめてるAの顔

流石に言い過ぎたか？？

深澤｢照、そこら辺は安心しろ。｣

俺の言葉に頷きながら聞いてたふっかが口を開いた

深澤｢さっきも言ったけど、こいつは、絶対に俺が守るよ。死なせない。｣

どんなに重要な会議の時よりも、どんな険しい仕事の時よりも真剣な顔をして言うふっか…

あいつの中ではもう決まってんだな笑

照｢はぁぁぁああ…ボスがそこまで言うなら仕方なぇか笑

…俺もAのこと守らせてな｣

『よ、よろしく、お願いします』

照｢ははっ！お願いされます｣

まぁAなら大丈夫そうだなって最初っから思ってたけどな笑