マフィアに恋した私《紫》 (ページ48)

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your side

過保護な辰哉の声なんて無視して自販機へと着いた

全く、私のことを何歳だと思ってるんだか、、もう成人したいい大人だよ？笑

と思いながら辰哉用のコーヒーを買っている時だった

後ろからトントンと肩を叩かれ、振り向くとこの一か月忘れていた人物

「にゃっす！久しぶり～」

『．．．さく、ま…さん。」

佐久間「そんなに怯えないでよ～Aちゃん？」

『しないわけ、ない、です』

佐久間「えぇ～そう？…てか、今日はふっかと一緒じゃないんだ？」

というと佐久間さんは周りをきょろきょろして辰哉を探している

『なん、で？』

強張った声でそう言うと佐久間さんはにやりと笑って嬉しそうに呟いた。

佐久間「んや？好都合だなぁって笑」

なんとも妖しい声に背筋がゾワッとした。
じゃぁっとその場を去ろうとすると、口にハンカチを当てられた

『…っ！』

…あぁ、これ、前にひーくんが使っていたの見たな、
たしか睡眠導入剤が入ってるんだっけ？

辰哉、に、来てもらえ、ば．．よかった

佐久間「佐久間さんが逃がすわけないでしょ？笑」

佐久間さんの笑みを最後の記憶として私の視界はどんどんぼやけていった。