マフィアに恋した私《紫》 (ページ41)

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Rear41 ページ41

Tatsuya side

阿部ちゃんに貰った挿すだけでデータ全部とれるやつを差し込んでから５分。まだ半分ぐらいしか取れていない。

Aなんであんなに焦っていたんだろう…

そう思い部屋を見渡すと、、

深澤「．．ベット？」

照「何急に笑寝たいなんて言うなよ～」

深澤「いや、そうじゃなくて、、」

ここまで言って思い出した

『ねぇ、早くして、そうじゃないと…！』

Aの異様に焦った声を

深澤「まさかっ！……早く、しないと」

照「え？」

深澤「Aが危ない！」

照「……個室、ベット、、まさかっ」

照も勘づいたようで俺と同じように焦っている。
でも俺たちがいくら焦ろうとコピーの速さは変わらない。

早く！早くしろよ！と思っていると廊下から声が、、

『、ちょ、田中さん…っ。』

田中「いいじゃないっすか。ほらここまで来たんだし。ね？」

ガチャっと扉があく前にふたりで咄嗟にデスクの後ろへと隠れた。

デスクの横からチラッと見ると田中は俺らに背を向けていてAと向き合って話している。

『あの、私彼氏がいるので、こういうことは、、。』

田中「そうなんですね…」

『だから、戻りましょう？せっかくのパーティーですよ？』

田中『なら、俺しか見えないようにすればいいですよね？」

『へっ？』

あいつを殴りたい気持ちを抑えつつ、コピーはまだかとイラつく。
コピーが終わるまでは手を出せない。