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Your side
結局あの服は着る気にならなくて、仕方なくコートだけ借りた
…ふわりと甘い香水の匂いがした
辰哉さんが用意してくれたお金を自分のお財布へと入れて、バッグを持って外に出た
このマンションはオートロックで、入る時はカードをかざす
このマンション、きっととっても高いんだろうな…
「んー…」
携帯で調べてスーパーへと辿り着き悩まながらも食材などを選んでいくと、3袋分の量になってしまった
重すぎる……。
とぼとぼ歩いてると後ろから
、
、
、
?「お姉さん大丈夫??」
『え…?』
男性の声なんだけど少し高めで、、でもしっかりと芯のある声が聴こえた
…誰だろう?
?「俺はねぇ佐久間大介って言うんだぁ〜
一応深澤辰哉と顔見知りでやんすよ笑」
にゃははと笑う男性…本当に辰哉さんの知り合いなのかな…
佐久間「あー!疑ってるでしょ!?大丈夫!ちゃんとふっかと知り合いだからさ笑」
そう言って怪しい笑みを浮かべた佐久間さん
でも照さんと同じように
"ふっか"
と呼ぶから少しは信じて良いのかな…
佐久間「まー。お姉さん今困ってるんでしょ?俺手伝うよ!」
そう言って私の右手から、いとも簡単に2袋分を持ってくれた
『あ、や、大丈夫です!』
佐久間「いいのいいの!お姉さん弱そうだし!
それに困ってる人ほっとけないっしょ?笑」
大きな目で真っ直ぐ見てくる佐久間さん…これは大人しくお願いしていた方が良い感じだよね?
『すいません…』
佐久間「いーえ!笑」
そこからは2人で並んで歩き、佐久間さんも辰哉さん同様28歳である事を知った
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作者名:ちゃむ | 作成日時:2021年2月27日 11時