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Rear16 ページ16

Your side

結局あの服は着る気にならなくて、仕方なくコートだけ借りた

…ふわりと甘い香水の匂いがした

辰哉さんが用意してくれたお金を自分のお財布へと入れて、バッグを持って外に出た


このマンションはオートロックで、入る時はカードをかざす

このマンション、きっととっても高いんだろうな…


「んー…」


携帯で調べてスーパーへと辿り着き悩まながらも食材などを選んでいくと、3袋分の量になってしまった


重すぎる……。


とぼとぼ歩いてると後ろから










?「お姉さん大丈夫??」


『え…?』



男性の声なんだけど少し高めで、、でもしっかりと芯のある声が聴こえた


…誰だろう?









?「俺はねぇ佐久間大介って言うんだぁ〜

一応深澤辰哉と顔見知りでやんすよ笑」




にゃははと笑う男性…本当に辰哉さんの知り合いなのかな…



佐久間「あー!疑ってるでしょ!?大丈夫!ちゃんとふっかと知り合いだからさ笑」

そう言って怪しい笑みを浮かべた佐久間さん


でも照さんと同じように

"ふっか"

と呼ぶから少しは信じて良いのかな…



佐久間「まー。お姉さん今困ってるんでしょ?俺手伝うよ!」


そう言って私の右手から、いとも簡単に2袋分を持ってくれた


『あ、や、大丈夫です!』


佐久間「いいのいいの!お姉さん弱そうだし!


それに困ってる人ほっとけないっしょ?笑」



大きな目で真っ直ぐ見てくる佐久間さん…これは大人しくお願いしていた方が良い感じだよね?



『すいません…』


佐久間「いーえ!笑」


そこからは2人で並んで歩き、佐久間さんも辰哉さん同様28歳である事を知った

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作者名:ちゃむ | 作成日時:2021年2月27日 11時

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