マフィアに恋した私《紫》 (ページ11)

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Tatsuya side

コンビニまでの道のり、彼女の言葉に思わず脚を止めてしまった

まさか伝わってなかったとはな…

深澤｢ちげぇよ…Aはんーと、、言ったら俺と同じ、だな笑｣

目の前にいるAはどういう意味が分からないのか、顎に手を当てて考え込んでいる

深澤｢…俺の傍に置いてる意味分かってないっぽいね～｣

『意味って…私も守るためじゃないんですか？』

あ、そこは分かってるんだ笑
やっぱり面白い子だなぁ

深澤｢そ笑…だからね、それは

俺の女って事なの分かる？｣

柄にもなくカッコイイことを言ってしまったせいか分からないが、顔が熱いのが分かった

誤魔化すように自分の後ろ首に触れる

目の前のAは急に慌て始めて

『ご、ごめんなさい！わ、私ちゃんと理解して居なかったみたいで…！』

だろうなって思ってたけど俺は本気だよ

深澤｢今のところAは俺の事好きじゃないだろうけど、、、

絶対惚れさせてやる笑覚悟しとけよ？｣

これからの毎日が楽しそうな気がして、少し軽くなった脚をまた動かし始めた

Your side

ようやくコンビニに着いたけど、さっき言われた辰哉さんの言葉のせいで、まだ心臓がバクバクしてる…

あんなことを言われるのは初めてで正直言って戸惑ってる

…どうしよ、、どうする私

戸惑う気持ちが無くならないまま辰哉さんと2人並んでサラダを見に行く

『んー、、どれがいいかな、、？』

できるだけ沢山の種類のお野菜があるといいよなぁ
と思いながらサラダを眺め1番野菜の種類が多そなサラダを手に取る

『……これでいいですか？』

深澤｢お！いいじゃん！俺結構それ好きだよ｣

隣でサラダを覗きながらそう言う辰哉さん
耳元で聴こえた｢好き｣という言葉に治まりかけていた心臓の鼓動がまた早まる

深澤｢A、こっち｣

と言われて辰哉さんに着いていくと、アイスコーナーに辿り着いた

辰哉さんは迷わずバニラのアイスを手に取る

深澤｢Aもいる？｣

『んー私は大丈夫です』

深澤｢おっけー｣

そう言って私が持っているサラダを取ってレジへと向かう