マフィアに恋した私《紫》 (ページ3)

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Rear 3 ページ3

Your side

ぼんやりと少しずつ働いてくる頭で昨日の事を思い出した…

そうだ。昨日も立ちくらみがしてその後意識を手放したんだ

そして昨日の事を思い出すと同時に頭に過ったのは

『…あ、出勤！！！』

壁にかけられている時計は10:30近くを指している

『っやばい、、もうとっくに過ぎてる…！』

上司に呆れられる…先輩に怒られる…また、、残業しなきゃ…でも辛い……

そんな色々な思いが積み重なって

支えられてたはずの身体が床へと崩れ落ちて、目からは涙が伝っていた。

流れてくる涙を引っ込めようと、拭っても拭ってもポロポロと落ちていく涙

照｢……。｣

深澤｢……仕事でなんかあった？｣

そう優しく声をかけてくれるふっかさんに吐き出すように、私ゆっくりと会社での事を話し始めた

深澤｢なるほどねぇ…昨日倒れてたのも寝不足とストレスってことか、｣

話が一段落した時、聞きなれた携帯の着信音が聞こえた

それはベット脇にある私のバッグからで…
携帯を見れば｢上司｣の文字。

心の底から出たくないと思いつつ、私は応答ボタンを押した

『っ……はい』

[なにがはいだ！早く出勤しろ！給料減らすぞ？！最近ミスも多いし、お前は何をやってるんだ！！]

上司の言葉に止まったはずの涙がまた溢れた

携帯を持っていない手に無意識に力が入った

[おい！何か言えないのかよ！！]

下を向いてただ黙るだけの私はまた床へと崩れ落ちそうだった

すると、私の右手にある携帯がスっと無くなった

私の携帯はと言うと、ふっかさんの手の中にあった