砂糖漬けのラブレター (ページ6)

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友達ページ6

｢よォ猿ぅ…｣

｢おはよう美咲｣

｢あぁおはよ…じゃなくて！下の名前で呼ぶんじゃねぇよ！！｣

｢美咲うるさい…｣

｢す、すまん…ってだから！！｣

｢はいはい、んで何？美咲がくるなんて珍しいね｣

｢あー…っと…お前の家人間くせぇんだよ…｣

｢…………Aー？｣

私は陰で二人の様子を見ていた

見ていたのに伏見さんが私の名前を呼んで手招き

私は伏見さんの元に行くと

美咲？さんが顔を赤くして離れた

｢相変わらず童貞丸出し…いい加減女扱うの慣れろよ美咲ィ…｣

｢さ、ささささ猿てめぇ…！！｣

｢あぁ、これはA。俺の家に住ませてる｣

これ扱い…
私はペコリと礼をする

美咲さんはそっぽ向いて、
小さく八田美咲だ…と呟いた

八田さん…八田さんは伏見さんのおともだち…？

｢あー…これか…人間は｣

またもやこれ扱い

しばらく三人で雑談した

私は喋れないけど
伏見さんが察して話してくれた

私は八田さんとおともだちになった

｢ん、時間だ…俺行くわ｣

時計の針はいつしか2時をさしていた

お昼ご飯…

じゃーなと手を振る八田さんに私も手を振った

八田さん…
初めておともだちできた…

街の皆はもう信用できない

また八田さんに会いたいな…と
期待を込めて戸を閉めた