美咲さん ページ5
伏見さんと暮らし始めて1ヶ月が経った
街の皆が来ないほど深い森にあるんだろうか
平和っていいね
伏見さんはここに泊めてくれるが
条件をつけた
1つはご飯をつくること
っていうか家事全般
2つは伏見さんの部屋に入らないこと
3つは外に出ないこと
4つは誰かが来ても戸を開けないこと
この4つを守るなら住ませてやると言った
伏見さんは低血圧らしく
いつも11時過ぎに起きてくる
一度朝ご飯作っても無意味だと感じた私は
自分のぶんだけ作り
昼に伏見さんのを作ろうとした日があった
その日早く目覚めた伏見さんは
ものすごく機嫌が悪かった
だから今はちゃんと作ってる
そのとき
トントンとノックが聞こえた
出てはいけない…
私はガスの火を止めて音を立てずに奥に逃げた
「おい猿比古ォ!!起きやがれ!!」
どうやら伏見さんへのお客さんらしい
私は伏見さんの部屋の前で葛藤した
入ってはいけないという条件
ノックをすると眠そうな声が聞こえた
出てきた伏見さんはやはり機嫌が悪い
「あーけーろーっつーの!!」
外からあの人の声がする
「あぁ…美咲か…」
とても嬉しそう
美咲さん…?
女性みたいな名前…
でも声は男…
どんな方だろう…
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月空(プロフ) - すっごく面白いです!!猿君かっこいい*\(^o^)/*更新頑張ってくださいね(´∀`*)) (2013年4月5日 0時) (レス) id: 666d43fff6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2013年3月6日 15時