殷の闇医者 (ページ7)

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｢じゃあ、逆に猫好はどう思う？スカウトの件｣

『あ、私に聞くの』

sho｢姉ちゃんは、俺がおらんくなったら寂しいよな？｣

『そりゃあ寂しいよ、、だけど、、、シャオロンはもっと世界を見てきた方がいいと思うんだ』

sho｢え、？あ、お、おれ、邪魔、？｣

『そういう事じゃないよ、シャオロンはこの花街の事しか知らない、だから、もっと広い世界を知ってきて欲しい』

『後、、シャオロンには友達がいないでしょう？これから私以外に信頼できて頼れるかけがえのない友達や、仲間を作って欲しいの』

sho｢ｯ、、｣

シャオロンは眉間に皺を寄せ目を潤ませて今にも泣きそうな顔をした

彼の頭を撫でてやるともっと撫でてと言わんばかりに手にすり寄ってきた

『シャオロン、どう？行ってみたらいいんじゃない？』

sho｢でも、、｣

『大丈夫』

『私はいつまでも待ってるよ、会いにだって行くよ、もっと広い世界で色んなことを学んでおいで』

sho｢、、色んなこと知ったら強くなれる、？姉ちゃんの役にたてる？｣

『うん、シャオロンなら強くなれるよ』

私がそう言うと下を向いて黙り込んでしまった

暫くしてまた顔を上げて王さんの方を見た

sho｢俺、やっぱりその話受ける｣

｢うん、好吧好吧(わかった)、そしたら早速で悪いけど今から一緒に行こうか、荷物は必要な物だけまとめるんだよ｣

『途中まで見送りに行くよ』

sho｢おん｣

シャオロンは必要な物を鞄に突っ込んで王さんの後ろについて歩いて行った

『シャオロン、これあげる』

sho｢これ、豚、？｣

『可愛いでしょ、姉様達から貰ったけど私はこう言うのはつけないから』

自分には似合わないが貰ったものを捨てるのはもったいないと思って残しておいたヘアピン

それを渡すと最初は少し困惑した顔をしていたがすぐに嬉しそうな顔になった

sho｢姉ちゃん、ありがとう、これめっちゃ大事にする！｣

『うん、喜んでくれて良かった』

｢それじゃあそろそろ行こうか｣

sho「おん、、姉ちゃん、俺頑張ってくるわ、行ってきます」

『ん、いってらっしゃい』

私は、王さんとシャオロンの背中が見えなくなるまでずっと２人の背中を見ていた

『大丈夫、シャオロンなら強くなれるよ』

私は店へ向かって足を進めた