殷の闇医者 (ページ3)

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『と言っても医者以外の仕事もしてるんだけどね』

医者、、

、というかおれは何でこないなとこにおるんや、、

『君、家の前に倒れてたからさ、だから家の中に入れたの』

こいつ、心読めるん、？

『ﾌｯ、、顔に出てるよ、てかそれ以前にわかりやすいね、君』

えっ、
かおにでてる？

うそ、

うわ、なんか、恥ずかし、、、

『あ、お腹すいてる？ご飯とかって食べれそう？』

｢飯、、？｣

『うん、お腹すいてたら粥を持ってきてあげるよ、あ、食べれそうになかったら注射も―』

｢ｯ、、おれ、金もって、無い、し、、｣

『お金？別にいいよ本当はご飯代も治療代も払って欲しいところだけど、、』

｢え、？｣

『君は特別ね、お金のことは気にしなくていいから』

特別？

なんで、

なんで、そんなに優しく出来るんや、、

何時も他の奴らは助けてくれ無かったのに

こいつは、

こいつは俺の事を助けてくれた、、

なんで、、、

得になんてならへんのに

『なんか気にしてる？』

「ふ、、普通は、金持ってへんやつ助けても得にならへんやん、、なんで、、」

『得？今はそんなもん気にしてないけど、？これくらい私にとっては普通だよ、まぁ、ちょっとお金の方はあれだけど、、』

は？

こいつは損得関係なく人のことを助けるん、？

『それより、君家族とか居る？名前は？年齢とかも言える？』

｢、、家族は居らん、捨てられた、、名前は無い、、、たぶん、8歳、やったと思う、｣

『親いないのか、、』

あいつは顎に手を当ててなにか考えている様にうーんと暫く唸っていた

そして口を開いた

『よし、君の事私が面倒みよう』

｢え？｣

俺の面倒を見る？

おれは何も理解出来なくて口を開けたまま放心状態になった