宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

マネージャー ページ10

｢ラスイチ！｣




ウォームアップ中、稲荷崎の先生のラスト、という声がかかる。




相変わらず力強いアランくんや、出来るならばブロックしたくないスパイクを打つすなりん。



でも、今の稲荷崎の先生のラストのボールを打ったのは、




侑｢幽体離脱時間差！｣




侑だった。治が軽々とボールをセットした。


まぁ、侑より先にセッターを経験したのは治だからな。




『てか何が時間差やねん。アホちゃう』


侑｢うっさいでA！！！｣


治｢ツムが勝手に言ってるだけや｣


侑｢なんやと？！！自分ノリノリやったくせに何言っとんねん！！｣


北｢おい。｣




……………はい、ただ今信介に怒られてますあのふたり。


あのふたりをあそこまでビビらす信介ほんま凄いわ。




でもこっちも負けとらん。




『日向ナイスキー！』




(日向の最高到達点、高くなった？)




なんか、星海くんを意識してるような……？




そう考えていると、ウォームアップが終了した。




『潔子』


清水｢うん。分かってる。｣




私が昨日潔子に頼んだことというのは、今日の試合のベンチには、私を入れて欲しい、とのこと。



今までは、この席はずっと潔子が座っていたが、今回は、今回だけは私に座らせてくれ、と頼んだのだ。




『ありがとう、潔子。』


清水｢うん。頼んだからね、A｣


『ふふっ。当たり前！』




笑顔でハイタッチをした。


やっちゃんともハイタッチをし、改めてコートへ体を向ける。




『……よし。』




烏野高校VS稲荷崎高校の試合開始だ。

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