番外編【御守り】 ページ45
今回のお話は、東京合宿終わりに、Aさんが音駒に御守りを渡した時のお話です！
前話の番外編を読んでお気づきの方いると思いますが、あえて｢｣前に、誰が話しているかという表記をなくしました！
一般的な小説に近づけた書き方をしてみたので、想像力を膨らませて見ていただけると、より楽しめるかと！！
＿＿＿＿＿
｢おーいお前ら、1回集合しろー｣
若干気だるげな声が体育館内に響く。
片付けを終え、ミーティングも終えたので、あとは帰るだけだというのに、なんだなんだとチームメイトは集まった。
｢どうしたんだよ黒尾？｣
｢ほいこれ、自分の名前と背番号がついてるやつ取れよー｣
大勢の人が一度に1つの袋に手を入れることは不可能と感じた彼は、袋に入っていたものを床に並べた。
｢なんすかこれ！！あ、俺の名前と背番号！！カッコイイっすね！！！｣
｢おー、落ち着けリエーフ。よーしみんな取ったか？取ったな？｣
彼は、自分のそれが最後に床に残ったことを確認し、自分のを取った。
｢おいそれで黒尾。なんなんだ？これ｣
｢マネのいないネコちゃんたちに、プレゼントだとよ。｣
マジか！！と喜ぶチームメイト。
思わず彼は、このみんなの喜びようを彼女に見せたかったな、と思い携帯を出してカシャッと音を鳴らした。
｢………何撮ってんのクロ｣
｢んー、研磨が嬉しそうなの珍しいなって｣
｢ふーん……｣
｢なんだ否定しないのか｣
｢うん、嬉しいのは本当だからね｣
こりゃまた珍しいことを、と彼は呟いたのだった。
｢女子からの御守り………っ！
俺の憧れが叶った…………っ！！！｣
｢それにしても器用だなー、これ。｣
ガッツポーズをする山本と、まじまじと御守りを見つめる夜久。
｢やっくんも嬉しそうだネ｣
｢………まぁ、そりゃあ嬉しいよな｣
おぉ、この御守りにはみんなを素直にさせる効果もついているのか、と思った彼だった。
｢それにしてもいいのか？俺たち次会った時は戦う相手なのかもしれないのに。｣
｢海くんさすがァ。これ、御守りじゃなくて呪いらしいよ｣
｢｢｢えっ｣｣｣
彼のセリフに皆が一度固まる。
が、それも本当に一瞬だった。
｢ははっ！あいつなら言いそうだな！｣
｢そうだね。でも、口でそう言っていてもちゃんと御守りになってるのがあの人でしょ。｣
｢研磨………っ！そんなこと言えるようになったのね！！｣
｢クロうるさい｣
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mbftmm(プロフ) - 侑、治との関係性が好き！！烏野での役割も好き！！！ですー！！！ (2022年9月12日 14時) (
レス) @page50 id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 星蘭さん» 元気を与えられるようなそんな作品になれてとても嬉しいです。ありがとうございます！！本当ですか！では番外編も少しずつ出していこうと思います！楽しみにお待ちください！ (2020年10月30日 20時) (レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)
星蘭(プロフ) - いつも読んで元気もらってます！これからも更新頑張ってください。番外編、読みたいです！楽しみにしてます！ (2020年10月28日 16時) (レス) id: e03eae3599 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - いちご大福さん» いや私がありがとうございます！笑その部分を褒めてもらえると本当に嬉しいんです...！お楽しみにお待ちください！ (2020年10月27日 20時) (レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 凄く素敵な作品ですありがとうございます！皆に甘やかされるようなお姫様ではなく、マネージャーとしてそこにたち続けるところが凄く好きです！更新頑張ってください！楽しみに待ってますので！ (2020年10月27日 19時) (レス) id: be82674743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年8月19日 22時
