宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

烏野のエース ページ30

『信介は、ちゃんとやるんです。』


烏養｢どういうことだ？｣




全く情報の掴めない北信介というプレイヤーの情報に食いつく烏養さん。




『なんでもかんでも、反復、継続、丁寧。

普通、ご飯食べたり、トイレ行ったり、歯磨きしたり。毎日のことに緊張なんてしないですよね？

信介にとっては、バレーボールもそうなんです。だから、緊張なんて全くしない。

練習で出来ることは、本番の試合でも必ず出来る。

“必ず”』




そう言う私に、思わず感嘆する烏養さんと武ちゃん。




その間にもう、




24-16で、稲荷崎がセットポイントだ。




ここで稲荷崎のリベロの赤木とすなりんが入れ替わる。


コートに入り、思わずキャプテンにガン見され、冷や汗を出すすなりん。




『まぁよくすなりんサボるからね。』




おたくのキャプテンくんは、みんなのことをよく見てるね、すなりん。



それに、隙もないし、怒鳴るにしても殴るにしても圧が強い。



化け物たちを従えるリーダーなだけある。



化け物はもちろんアランくん始め、ツインズにチベスナに銀とかね。








そして、稲荷崎の小作から放たれるサーブ。



その1本で、十分に烏野を崩す。1本で返ったボールをレシーブし、侑がセットする。




すなりんに上がったボールに、ツッキーがブロックでつく。




それなのに、すなりんのスパイクは横を抜けた。




これで第2セットが終了し、1-1となった。




澤村｢フー………

よし！切り替えて行くぞ！！｣


｢｢｢オアッ！！！｣｣｣




ベンチに帰ってきた選手たちに、タオルとドリンクを渡す。


コート外で静かな西谷なんて、初めて見た。




東峰｢西谷、お前ならできる。


とは言えない。西谷でもちゃんと取れるか分かんねぇ強烈なサーブが宮侑のサーブで、現実だ。

あと俺は、人を励ますのが苦手だ！自分のことでイッパイイッパイだから！｣




『…………』

澤村｢…………｣

菅原｢…………｣




東峰｢でも自分のことなら言える。


Aパスなんかなくても俺が決めてやる。｣




そう言う旭に、西谷は笑顔になる。


西谷だけじゃなく、大地もスガも。私も。




影山｢Aパスじゃなくていいですけど高くください。｣


日向｢お前はやはりタイミングとかがアレだよね｣


『ほんとそれ。』

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