宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

知ってる ページ16

武田｢……今のはまるで日向くんと影山くんの変人速攻………？｣




そう言う武ちゃんの額に、汗がひとつ垂れた。




自分でかましといて驚く侑に、まじでボール来た、っていう顔をしてる治。




相手の得意なことを敢えてやってみせることで、精神的に圧をかけるだけでなく、




(それをやってみようと思える精神の強さと、それをやれるセンス)




本当に怖いものだ。




武田｢双子ならではの信頼感……ってやつですか？｣


『……いや、信頼なんてアイツらの中にはなくて。ただ、治には、ボールが来るって、



“知ってる”』




3回目の侑のサーブをなんとか切った烏野。


次は旭のサーブだ。




旭は、烏養さんに教わった筋弛緩法という、ぐっと1度強く拳を握り、放す、という力を抜く一種の方法をしてから、サーブを打った。




そのサーブは、アランくんを崩した。




｢烏野高校本日最初のサービスエース！！！｣




解説の声でさらに盛り上がる会場。




よし！とガッツポーズを取った私。


隣にいる武ちゃんは、さっきの速攻に心配していたのか。ほっと一息ついた。




烏養｢先生心配しすぎんな。

さっきのは、今の時点ではたたのマイナステンポスパイクとしか言えない。


日向影山の場合は、いつ、どこからでも繰り出せるのが強みだ。あれと同じと言うには、まだ早過ぎるよ｣




烏養さんがそう言ったその直後、難しい位置から見事にセットして見せた侑。


マイナステンポだ。




烏養｢oh………｣




ジロっと烏養さんに見られた。



『……アイツらはそーいうやつなんです。』




はぁ、とおでこに手をつき、下を向いてため息を吐く。




でもあの2人の速攻には、最大の敵がいる。



あの速攻をずっと見てきて、しかもそれを嫌っている敵が。






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このペースはそこそこ試合描写が長くなりそう、ですね、笑



飽きてしまうかもしれませんがお付き合いお願いします〜！！！

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