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背中を押す音 ページ14

烏養「……イヤだな」


『…ですね』




烏養さんがそう言うのは、この吹奏楽の音のこと。段々早くなる拍子が、知らずのうちに自分のリズムを壊され、作られているのだ。




尾白「オオッシ!!!」




アランくんの強烈なサーブが決まった。


7-4と点差が開いてくる。




ここで烏養さんがタイムアウトを取った。




『はいみんなちゃんとドリンク飲んでー』




ドリンクやらタオルやらを選手に手渡していく。


この間も、鳴り止まない稲荷崎の応援。



しかしここで、新しい音が私たちの耳に入ってくる。


たたたたと心地よい音からさらに、どんどんと大きな音が。




『冴子姉さん!』




大きく烏野の文字が入った太鼓を叩く冴子姉さんたち和太鼓チーム。




西谷「うぅ……!かっこ良死する……!」


『新しい死因だな』




太鼓の音で稲荷崎の作るテンポを紛らわすだけでなく、その存在は、みんなの心を鼓舞した。




ドンッと打たれた銀のスパイク。




(!日向が、“いる”)




銀のスパイクの先には、日向がいた。


偶然じゃない。読んでいた。




しかし、日向の腕をすり抜け、足に当たる。




武田「ん?!」


『落ちてないよ武ちゃん。足に当たった。

それにしても……ぶふっ、やるねぇ日向!』


「「「なんやねん!!」」」




侑とアランくん、そして稲荷崎の先生の鋭い関西特有のツッコミが入った。




そして、挽回と言わんばかりの助走を見せ、飛ぶ日向。



ウシロ・マイナス、に見せかけて大地が決める。




『……うん。今のは日向だと思った。』




見事に私は影山に釣られたらしい。

どんぴしゃり→←アピール



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mbftmm(プロフ) - 侑、治との関係性が好き!!烏野での役割も好き!!!ですー!!! (2022年9月12日 14時) (レス) @page50 id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 星蘭さん» 元気を与えられるようなそんな作品になれてとても嬉しいです。ありがとうございます!!本当ですか!では番外編も少しずつ出していこうと思います!楽しみにお待ちください! (2020年10月30日 20時) (レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)
星蘭(プロフ) - いつも読んで元気もらってます!これからも更新頑張ってください。番外編、読みたいです!楽しみにしてます! (2020年10月28日 16時) (レス) id: e03eae3599 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いちご大福さん» いや私がありがとうございます!笑その部分を褒めてもらえると本当に嬉しいんです...!お楽しみにお待ちください! (2020年10月27日 20時) (レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 凄く素敵な作品ですありがとうございます!皆に甘やかされるようなお姫様ではなく、マネージャーとしてそこにたち続けるところが凄く好きです!更新頑張ってください!楽しみに待ってますので! (2020年10月27日 19時) (レス) id: be82674743 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年8月19日 22時

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