宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

全国へ ページ19

『え、かっ、た？』




会場がわぁっとなるのが分かる。


自分の目から、涙がボロボロ流れてくることも分かる。




谷地｢かっ、勝ちましたよ！！！Aさん！！｣


『うん。うん。やった……っ！』


冴子｢やったな……っ！！！勝った！！｣




やっちゃんと冴子姉さんと抱き合う。




下を見ると、大地と旭とスガが涙を流しながら抱き合っていた。




白鳥沢との挨拶を終えた彼らは、応援席の目の前にきて、大きな声で言った。




｢｢｢ありがとうございましたァァ！！｣｣｣




挨拶を終えた彼らは、とりあえず1度コートを出てから表彰式なので、急いで片付けを始める。



でも、大地と旭とスガだけは、その場から動き出さなかった。




澤村｢全国！行くぞ！｣




大地がそう言い、3人で私に向かって拳を向ける。


私もそれに、泣きながら拳を向けた。




『んはは！

かっこよかった！！！』




3人は、ははっと笑うと、後輩達と共に片付けを始めた。









烏養｢この前、親戚のトコの1歳児がこんなんなってんの見たな……｣




表彰式を終え、インハイ終わりに来た居酒屋に、再びやってきた。


寝ながら食べる西谷や影山。それに、もはや寝てる田中と日向。




烏養｢お前ら食うか寝るかどっちかにしろ！｣


『元気組はもうエネルギー切れか。』


菅原｢そうみたいだな｣




とりあえず、あの元気組の周りのお皿を片付けるか、と思い、立ち上がる。


潔子とやっちゃんと3人でそのお皿達を運ぶ。


おばちゃんこんなに料理作ってくれたからね。それくらいはやるさ。




『潔子、やっちゃん。お疲れ様』


清水｢！……Aも。おつかれ。｣


谷地｢先輩方おふたりもお疲れ様です！！｣




3人で顔を見合わせて笑った。

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