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しっかりと ページ16

『私行く』




とりあえずダッシュで下へ来た。


はぁはぁ、と息を荒らげながらみんなにそう言う。




清水「……うん、よろしく。A」


澤村「頼んだぞ」


『おう!任せとけって!ほらツッキー行くよ』




ツッキーを連れて体育館を出ると、そこには後から着いてきたのであろうやっちゃんとツッキーのお兄さんがいた。



もうお兄さんお兄さん言うの疲れるから明光さんって呼ぶわ。




月島「兄ちゃん、なんでいんだよ…知ってたけど。」


明光「弟の勇姿見に来たに決まってんだろ!」




その様子だと死にはしないな、と明光さんはツッキーに言う。


それにツッキーは軽く返した。




月島「生きてても肝心なとこで役立たずだけどね。まぁでも、5セットなんて疲れるし、休めて丁度いいよ。手ぇ痛いけど」




そう言う彼の顔は、とても悔しそうに唇を噛んでいた。




明光「俺の仲間は放っといても勝つ!
そんくらい信じとけばいいんだ」




ツッキーは、無言だった。


私は明光さんとやっちゃんに、医務室へ行ってくると伝え、再び歩き出した。




『ほら指出して!』




医務室について、ツッキーを椅子に座らせてそう言う。


大人しく差し出された手の小指からは血が出ている。




『………ツッキーのその顔見て、あいつらが根性見せないわけないじゃん。
戻った時はまだ試合中か、もう勝ったあとだよ。』


月島「………」




それだけ言って、とりあえず応急処置を行う。


早く、丁寧に。


なんかどいつもこいつさ、怪我してもすぐ試合戻ろうとするし、自分も選手だったからその気持ちは分かるけど、手当てする側はプレッシャーなんだよね。




月島「……Aさん」


『ん………なんだい。』


月島「………見ててください。」


『……うん。ちゃんと上から見てるよ。』




ツッキーはそれだけ言って、喋ることをやめた。


考えてるんだ。次のことを。コートに戻った時に何をするか。





『よし、OK』


月島「ありがとうございます。」


『じゃあ早く行くよ!!』




言われなくても、と返して来るあたり、やっぱり生意気だ。

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(プロフ) - (お酢)さん» ええもう神作品と言って頂けるなんて嬉しい限りです!ありがとうございます頑張ります!! (2020年8月18日 19時) (レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます!そうですね〜もういよいよです!笑私もワクワクです!お楽しみにお待ちください!! (2020年8月18日 19時) (レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)
(お酢) - やばい好きすぎて好きしか言えない!!私にこんな神作品を作ってくださりありがとうございます!!いよいよですね!!応援しますんで頑張ってください!! (2020年8月18日 17時) (レス) id: 7c6ebf3464 (このIDを非表示/違反報告)
- あぁ〜(笑)いよいよだぁ〜(笑)ワクワクが止まらない! (2020年8月18日 1時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ユイカさん» 神がかってるまで言われるなんて……っ!とても嬉しいですありがとうございます!私こそ読者様に感謝しかないです!ぜひ楽しみにお待ち下さい〜! (2020年8月17日 23時) (レス) id: 1140816973 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年7月1日 19時

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