宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

ハマる瞬間 ページ11

ズドンッ




直後、若利の鋭いナイフ、いや、鈍器で殴られるようなスパイクが強烈に決まる。




まるで、見せつけるような。




しかし、烏野のシンクロ攻撃で大地が決め返す。




『烏野が30点台……』




2セット目から30点台突入。これはかなりしんどい。




大地のサーブは相手に取られ、白布の元へ返る。


そして、若利に上がったトス。



若利のスパイクを西谷がかろうじて上げる。




相手のチャンスボールとなったものは、白布が再び、若利に上げる。




『…！』




ゾクッと自分の背中が一瞬凍ったのが分かる。


次の瞬間、




ドドっ




白鳥沢のコートに落ちるボール。




『どシャット………っ！！』




｢ウシワカ止めたァ？！！｣

｢誰だあいつ！｣

｢知らねぇー！！｣




会場がわっとなるのが分かる。




そして若利のスパイクをどシャットした張本人である、ツッキーは、全力でガッツポーズを取った。




(ツッキーは、あれをずっと待ってたんだ)




隣でツッキーのお兄さんが泣きそうなのが見なくても分かる。




＿＿それが、お前がバレーにハマる瞬間だ




突然思い出したとある梟の言葉。




(今が、その瞬間だった。)




｢｢月島ぁぁぁ！！｣｣


田中｢月島！マジでもう、マジかよ〜！｣


西谷｢すげーぞ！！｣




ツッキーにもはや乗りかかる田中と西谷。


今私もあーしたいレベルで嬉しい。




旭も、感極まってツッキーの元に行こうとするが、大地に止められている。




澤村｢待て俺たちが行ったら月島が折れる！｣




『賑やかか』

守護神への道→←トータルディフェンス

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す