宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

ハイレベル ページ49

滝ノ上｢ここ我慢しろよ……｣




現在、22-23で青城がリード。


サーブ権は、徹だ。




｢｢｢さっ来ォォォォイ！！！｣｣｣




ピピーッとなる笛。


ここで、




『マジかよ……』




ノータッチエース。


ありえないほどの威力。妥協はしないそのサーブに、つい拍手を送る。




滝ノ上｢Aちゃん？！｣


『いやカッコよすぎでしょ。この場面であのサーブなんて。』




相変わらずバレーバカだな……なんて声が隣から聞こえるが、無視した。




これで22-24。青城がマッチポイントだ。




再び放たれた徹のサーブは、大地が拾い上げた。


そして、それを旭が決める。




『ナイスキー旭！』




｢｢｢っしゃァァァァ！！｣｣｣




これで23-24。緊張の1点が続く。


ここで、スガが入ってきた。




冴子｢おっ！ここで戦術的ワンポイントツーセッターか！｣




スガが入ってきたことで、何かあるんじゃないかと思わせる。何か奇抜なことをしてくるんじゃないか、と。


それが上手くハマれば。




『ひ、なた？！！！』




日向がブロックでポイントを取った。


まぁミドルブロッカーだから当然ちゃ当然なんだけどさ。


いや日向すご。




そしてもう一度スガのサーブ。


マッキーのスパイクは白帯に当たり、前に落ちる。


それをスガが意地で拾い上げた。




菅原｢行け！！｣




ストン




『っ！ここでツーアタックかよ影山…！』




スガの投入で、何かやらかしてくるんじゃないか、とそっちに意識が行ったところを、影山が上手く使った。




『レベル高いなおい』


滝ノ上｢え今更？｣




思わず改めて噛み締めてしまった。

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