宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

土台が無いと、 ページ34

ピピーッ！！




セットカウント2-0で烏野の勝利。


烏野高校1回戦目突破。



最後は、条善寺の思い切ったシンクロ攻撃がアウトし終了した。




『やっちゃん！下行こう！』


谷地｢ハイ！｣









『おかえりー！』


西谷｢Aさぁん！！！｣


田中｢いえーい！！！｣




元気2人組が、思い切りハイタッチしに来た。容赦ない。




影山｢Aさん、ほんとありがとうございました。｣


『おー、全然！念の為さっき渡したティッシュ持っとくんだよ』


影山｢うす！｣




礼儀正しい後輩だ。


話し終わったのを見た大地が、私の方に来て話しかけてきた。




澤村｢さっきありがとな、影山のこと｣


『おー、いいってことよ！

それにしても、頼もしいキャプテンだね〜』




試合中、大地が日向と影山に向かって、土台なら作ってやれるから、存分にやんなさいよ、という発言をしていたので、そこに触れてみた。




澤村｢あぁー、まぁ、俺には派手なプレイは出来ないからな。｣


『でも、ステージがないと、その上に立つ演者は輝かないんだぜ大地！』


澤村｢！………あぁ、そうだな｣




ピピーッ！




『あ、今の勝った方、どっち？！』




今の笛の音は、Bコートの試合が終了したことを知らせている。


勝った方が、私たちの明日の相手だ。




菅原｢和久谷南だな！｣


『和久谷南………か。あ、あの家族総出の応援のところか……』




どうやら勝ったのは和久谷南高校らしい。


明日も勝つぞ、という意味を込めて、スガとハイタッチをした。









武田｢1日目お疲れ様でした！｣




学校に戻ってきて、今日のミーティングが始まった。

明日の相手である和久谷南は、うちと同じように3年が残っているため、完成度が高い。




烏養｢攻撃が決まんなくても短気起こすなよ？特にハイテンション＆単細胞組｣


田中｢げっ｣


澤村｢大丈夫です。フォローしますよ｣


『おお、頼もしい。』




ミーティングを終え、立ち上がってみんなで円になる。


試合前の気合い入れだ。




澤村｢＿＿よし、必ず。
明日も生き残る。


烏野ファイ｣


｢｢｢オース！！！！｣｣｣

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