宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

不意に ページ12

『ほーいおにぎりどーぞー』




おにぎりが大量に乗ったお皿を両手に、おにぎりを配る。



とりあえずこれを配り終われば私のノルマは達成なので、私も食にありつける。




赤葦｢Aさん、ひとついいですか？｣


『おー、あかーし！いいよん！』


赤葦｢ありがとうございます。｣




木兎｢ヘイヘイヘーイ！！A！俺にもひとつくれ！｣


『ほいよーぼっくん！』



梟谷の主将副主将が揃った。

2人は、おにぎりを口に頬張ると、顔をキラキラさせた。




赤葦｢おいしいです｣


木兎｢うめぇ！！！肉食いたくなってきた！｣




赤葦は、声のトーンはあまり変わってないけど、表情が変化してる。


そして木兎は、お肉を取りに走っていった。



あ、日向と奪い合ってる。




赤葦｢本当に美味しいですね、このおにぎり｣


『あ、それ私が握った。おにぎりは得意なのさ！』


赤葦｢そうなんですか。｣




食べ終わった赤葦は、もうひとつおにぎりを取った。




『よほどおにぎり好きなんだね赤葦』


赤葦｢はい｣




必要以上の表現は出さない。どこか治に雰囲気が似てる。


おにぎりが好きなところも。




木兎｢あかーし！肉食え肉！！！｣


『あ、呼ばれてるよ。おたくのうるさい梟に。』


赤葦｢……はぁ。おにぎりご馳走様でした。

美味しかったです｣


『お、おう！』




赤葦は、丁寧にお礼を言って、この場を去っていった。




(珍しく微笑むもんだから、少しびっくりした。)




柄にもなく、少し顔を赤らめるAだった。

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