激励 ページ41
烏養｢＿＿俺からは以上だ。
今日は良く休めよ！｣
｢｢｢ハイ！！｣｣｣
インターハイ予選前日。心なしかみんなの顔は強ばっていた。いや、私もか。
澤村｢よし！じゃあこれで｣
武田｢あっちょっと待って！もうひとついいかな？！
マネージャーのふたりから！！｣
するとぐわんと音がつきそうなくらい勢いで、みんなが私と潔子を見た。
それに私は思わずたじろいで、
『あ、いや、見つけたのは潔子だしほぼ私はなんも』
清水｢いいから手伝って｣
『うす』
袋からあるものを取り出し、それを持ってハシゴを登って上へ行く。
『おっけー、潔子。せーの！！』
バッと降ろしたのは、“飛べ”と書かれた横断幕。これは、潔子が掃除してる最中に見つけたのだ。
田中｢うぉぉぉぉ！！燃えてきたぁぁ！！｣
西谷｢さすが潔子さん良い仕事するっす！｣
いや私もいるぞ？西谷よ。
そう私が思っている最中にも2人は騒いでいる。
澤村｢まだだっ、多分、
まだ終わってない。｣
清水｢…………が、｣
が？
清水｢がんばれ｣
潔子のセリフに、3年生と西谷田中はぶわっと涙を流した。
うん、私も泣くこれ。
すると突然、武ちゃんが言った。
武田｢宮さんからは………っ！｣
(え、？いやいやいや、ちょっと待って、え、武ちゃん？私この後に喋れとか軽く拷問じゃん？無理、絶対無理、)
｢｢｢清水っ…………！！｣｣｣
『おいコラそこの3年3人組。私の事ガン無視かよ。』
月島｢ぷぷっ｣
『……烏養さん、流石に私これ泣いてもよくない？いいよね？いいですよね？』
烏養｢………あぁ、いいぞ。｣
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作者名：桜 | 作成日時：2020年5月19日 21時
