宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】 (ページ24)

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宣戦布告ページ24

『はぁもう、勘弁してほしいわ……』

サイコパスみたいな女子たちの誤解は解け、私があのツインズの姉だということがわかれば、むしろ媚び売って来るくらいには態度が変化した。

｢ご苦労さん｣

『いやいやいや、逆に毎日アイツらの面倒見るん大変やろ？信介』

私が来たことで、じゃあ1回休憩とるかってなったから今信介と話している。

練習を止めてしまって申し訳ない。

北｢そんなことないで。｣

『うーんまぁ、あいつら信介の言うことはよう聞くもんな。』

侑｢なぁ姉ちゃん！！俺のトス打ってくれや！！！｣

治｢姉ちゃん俺のスパイク見てくれや！！｣

『ちょお黙ってられんの？！！アランくん相手したってや！！』

え、俺なん？って顔でアランくんがこっちを見てくるが、知らんぷり。

こちとら長旅でもう疲れてるんだ。

北｢あいつらにまだ言わんの？

バレーボール部のマネやっとること。｣

『…………おん。全国で会った時に驚かすんや。ほんでもって、あのツインズをコテンパンに負かしたる。』

北｢そっちが全国来るかどうか、わからんやん｣

＿＿落ちた強豪、飛べない烏

『うちらは行くで、全国。待っててや』

北｢ほうか、待っとる｣

いつも無表情な信介が、微かに笑った。

北｢ほなもう練習戻るわ。もうすぐで終わるから待っとき｣

『おん。』

侑｢A！俺のトス打ってくれ言うとるやんか！！！｣

『あんたがもっと上手なったら打ったるわ！！！』

久しぶりに見る弟たちのバレーボールは、

(ほんっまに上手なったなぁ。)

＿＿姉ちゃん！サーブが上手くいかん！

＿＿姉ちゃんスパイクってどう打つん？

(うちの背中にひっついてくる子やなくなったんやな。)