宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】 (ページ17)

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コミュ力の塊ページ17

澤村｢挨拶っ！！｣

｢｢｢お願いしあーす！！｣｣｣

シューズの擦れる音や、ボールを打つ音。

ここの体育館大きいから音が響くなぁ。

澤村｢A｣

『ん？どった？』

澤村｢青城は1人もマネージャーがいないらしいんだ。うちは2人いるから1人青城のマネやって欲しいって言われた。頼めるか？｣

『おっけーい。まぁ知らない男共の中に潔子は行かせられんからなっ！』

澤村｢はぁ……本当は俺はお前を送るのだって嫌なんだから。｣

私はぜーんぜん大丈夫だって！と大地の背中を叩くと、本日早くも2度目のため息が聞こえた。

『どーもこんにちは！烏野高校3年の宮Aです！本日はよろしくお願いします。』

青城の先生、コーチ、そして部員に挨拶をして、自己紹介を済ませる。

｢俺は3年の岩泉一だ。よろしくな｣

『よろしく。3年だからタメでいいよね！
あ、レギュラーさん方は名前も顔も、溝口コーチに貰った名簿で一致してるから大丈夫！』

｢へぇ、こりゃ敏腕だね｣

｢そうだな｣

そう言ったのは、順番に、花巻、松川。

『岩ちゃんにマッキーにまっつんでしょ？』

花巻｢えっ、そっち？名前ってそっち？｣

『はは、冗談！おたくの主将が、前に見させてもらった試合の時にそう呼んでるの見てたから。まぁ、せっかく同じ3年でタメだから、良ければこっちで呼ぶけど！』

青城3年組と仲良くなりました。

『そんで他の方々は……ふんふん。
あ、金田一くんと国見くんって北一だったんだ。』

名簿を見るとそう書いてある。
やっぱ北一って強かったんだなぁ。
青城に1年でレギュラー入りは凄いわ。

『いやぁ、え、影山って良いトス上げるよねぇ？あれ私も打ってみたいわぁ』

金田一｢え？良いトス、ですか？｣

『え、うん。………………あっ、あー。
そっか。“コート上の王様”、だもんねぇ？』

『…………今日青城のマネやる前に、烏野のマネージャーとして一言だけ言うね。

影山は……烏野は、強いよ？』

Aのとてつもない圧に、その場にいた青城の人達は、先生とコーチも含め、肩を震わせた。